08月07日 19時06分
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200807/6010007833.html
秋田市は、市内にあるＪＲ東日本秋田支社のバスケットボール部の部員６人とその家族２人の男女あわせて８人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
秋田市は「感染者の集団、クラスターに該当する」としていて、県内では初めてのクラスターになります。
秋田市によりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは、ＪＲ東日本秋田支社バスケットボール部の２０代の男性部員５人と、３０代の男性部員１人、それに部員の妻２人のあわせて８人です。
８人は、先月３１日から６日にかけて、３７度から３９度８分の熱が出て、せきや、のどの痛みや頭痛、味覚や嗅覚の異常があったということで、６日、帰国者・接触者相談センターに相談が寄せられたため、秋田市保健所でＰＣＲ検査を行ったところ、陽性が判明したということです。
秋田市は「感染者の集団、クラスターに該当する」としていて、県内では初めてのクラスターになります。
８人のなかに、症状が重い人はいないということです。
いまのところ、感染経路はわかっていないということで、現在、入院先の調整を進めています。
チームは、今月１日に、能代工業高校の男子バスケットボール部と練習試合をしていたということで、秋田市では、感染が確認されていないＪＲ東日本の部員と、能代工業高校の部員の一部は濃厚接触者にあたると見ています。
また、ＪＲ東日本の部員と同居する家族など、その他の濃厚接触者についても調べています。
県内で感染が確認された人は、これで２６人となりました。
佐竹知事は会見で、「バスケットボールは練習などでも、人と人が接触する率が高く、誰かが感染すれば広がるという特徴があるのではないか。感染の範囲をいかに特定するかが最大の課題になる」と述べました。
また、県内では今月、ＪＲ東日本秋田支社のバスケットボール部を含むトップスポーツチームと、高校生がゲーム形式で対戦する交流大会を開く予定になっていましたが、「これを教訓に、担当部局と対応をどうするか、早急に詰めたい」と述べ、「スポーツを含めて、県内外との往来がある関係者は注意が必要だ」と、県民に改めて感染防止を徹底するよう呼びかけました。
秋田市の穂積市長は会見で、「『市中感染』という意味では、飲酒の場や家族の間という経路が常識的な考え方だと思うので、スポーツで感染が広がったのはショッキングだ。プロスポーツはシーズン中で調査しているが、関係する皆さんは、選手の健康、日常生活に留意してほしい。われわれもこれから気をつけて行かなければいけない」と話していました。
ＪＲ東日本秋田支社は、７日午後、記者会見を開きました。
それによりますと、チームの部員は、選手１４人と監督やスタッフ５人のあわせて１９人で、感染が確認された６人はいずれも選手だということです。
６人は、日中は、いずれも秋田市にある、秋田支社内かグループ会社内で業務にあたり、業務終了後にチームの練習を週５日ほど行っていたということです。
ＪＲ東日本によりますと、部員に最初に熱が出たのは先月２９日で、病院を受診したものの、かぜと診断され、自宅療養をしていたということです。
しかしその後、５日にかけて、熱などの症状を訴える部員が相次いだということで、症状が出た部員は病院を受診したうえで出社せずに自宅待機とし、練習にも参加していませんでした。
チームとしての最後の活動は、今月１日と２日に能代工業高校などと行った練習試合だったということで、現在、６人以外の部員で症状を訴えている人はいないということです。
ＪＲ東日本では、すでに秋田支社内などの消毒を行ったということで、秋田支社の酒井宏彰総務部長は「感染者が出たことを真摯に受け止め、社内の感染防止対策をさらに徹底したい」と話しました。
能代工業高校によりますと、今月１日に行われたＪＲ東日本との練習試合に参加したのは、男子バスケットボール部の部員１８人と引率の教職員２人のあわせて２０人だということです。
能代保健所からの連絡を受けて、この２０人については、７日午後、市内の医療機関でＰＣＲ検査に必要な検体を採取したということです。
能代工業高校では、１日にさかのぼって、２週間、バスケットボール部の活動を休止とし、練習試合に参加していない残りの部員３１人については、自宅や寮、下宿での待機を指示しました。
いまのところ、体調不良を訴える生徒はいないということです。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/akita/20200807/6010007833.html
秋田市は、市内にあるＪＲ東日本秋田支社のバスケットボール部の部員６人とその家族２人の男女あわせて８人が、新型コロナウイルスに感染していることが新たに確認されたと発表しました。
秋田市は「感染者の集団、クラスターに該当する」としていて、県内では初めてのクラスターになります。
秋田市によりますと、新型コロナウイルスへの感染が新たに確認されたのは、ＪＲ東日本秋田支社バスケットボール部の２０代の男性部員５人と、３０代の男性部員１人、それに部員の妻２人のあわせて８人です。
８人は、先月３１日から６日にかけて、３７度から３９度８分の熱が出て、せきや、のどの痛みや頭痛、味覚や嗅覚の異常があったということで、６日、帰国者・接触者相談センターに相談が寄せられたため、秋田市保健所でＰＣＲ検査を行ったところ、陽性が判明したということです。
秋田市は「感染者の集団、クラスターに該当する」としていて、県内では初めてのクラスターになります。
８人のなかに、症状が重い人はいないということです。
いまのところ、感染経路はわかっていないということで、現在、入院先の調整を進めています。
チームは、今月１日に、能代工業高校の男子バスケットボール部と練習試合をしていたということで、秋田市では、感染が確認されていないＪＲ東日本の部員と、能代工業高校の部員の一部は濃厚接触者にあたると見ています。
また、ＪＲ東日本の部員と同居する家族など、その他の濃厚接触者についても調べています。
県内で感染が確認された人は、これで２６人となりました。
佐竹知事は会見で、「バスケットボールは練習などでも、人と人が接触する率が高く、誰かが感染すれば広がるという特徴があるのではないか。感染の範囲をいかに特定するかが最大の課題になる」と述べました。
また、県内では今月、ＪＲ東日本秋田支社のバスケットボール部を含むトップスポーツチームと、高校生がゲーム形式で対戦する交流大会を開く予定になっていましたが、「これを教訓に、担当部局と対応をどうするか、早急に詰めたい」と述べ、「スポーツを含めて、県内外との往来がある関係者は注意が必要だ」と、県民に改めて感染防止を徹底するよう呼びかけました。
秋田市の穂積市長は会見で、「『市中感染』という意味では、飲酒の場や家族の間という経路が常識的な考え方だと思うので、スポーツで感染が広がったのはショッキングだ。プロスポーツはシーズン中で調査しているが、関係する皆さんは、選手の健康、日常生活に留意してほしい。われわれもこれから気をつけて行かなければいけない」と話していました。
ＪＲ東日本秋田支社は、７日午後、記者会見を開きました。
それによりますと、チームの部員は、選手１４人と監督やスタッフ５人のあわせて１９人で、感染が確認された６人はいずれも選手だということです。
６人は、日中は、いずれも秋田市にある、秋田支社内かグループ会社内で業務にあたり、業務終了後にチームの練習を週５日ほど行っていたということです。
ＪＲ東日本によりますと、部員に最初に熱が出たのは先月２９日で、病院を受診したものの、かぜと診断され、自宅療養をしていたということです。
しかしその後、５日にかけて、熱などの症状を訴える部員が相次いだということで、症状が出た部員は病院を受診したうえで出社せずに自宅待機とし、練習にも参加していませんでした。
チームとしての最後の活動は、今月１日と２日に能代工業高校などと行った練習試合だったということで、現在、６人以外の部員で症状を訴えている人はいないということです。
ＪＲ東日本では、すでに秋田支社内などの消毒を行ったということで、秋田支社の酒井宏彰総務部長は「感染者が出たことを真摯に受け止め、社内の感染防止対策をさらに徹底したい」と話しました。
能代工業高校によりますと、今月１日に行われたＪＲ東日本との練習試合に参加したのは、男子バスケットボール部の部員１８人と引率の教職員２人のあわせて２０人だということです。
能代保健所からの連絡を受けて、この２０人については、７日午後、市内の医療機関でＰＣＲ検査に必要な検体を採取したということです。
能代工業高校では、１日にさかのぼって、２週間、バスケットボール部の活動を休止とし、練習試合に参加していない残りの部員３１人については、自宅や寮、下宿での待機を指示しました。
いまのところ、体調不良を訴える生徒はいないということです。
