舟木一夫 75歳でYouTube始めます!歌手活動停止中「最晩年の1〜2年間を奪われるのは…」
[ 2020年8月3日 05:30 ]スポニチ
https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/08/03/kiji/20200802s00041000629000c.html
インタビューでポーズを決める舟木一夫(撮影・西海健太郎)Photo By スポニチ
2017年に中野サンプラザで「高校三年生」を歌う舟木一夫 Photo by 提供写真
歌手の舟木一夫(75)が3日、人生で初めてYouTubeに動画を投稿する。
背景にあるのは、新型コロナの感染拡大により半年近く歌手活動を停止していること。本紙の取材に、舟木は「僕らの世代は後がない。最晩年の1〜2年間を奪われるのは若い人たちの時間の物差しとは違うんです。そんな中、お客さまにお目にかかれず、ただ寂しい思いをしているのなら、コロムビアのYouTubeチャンネルを通じて思いを伝えようということになったんです」と経緯を説明。ファンに語りかけるメッセージ動画に加え「僕はライブにこだわってやってきたので、どうせやるなら実際にステージで歌った映像もお届けすることにした」という。
2017年の中野サンプラザ公演での「高校三年生」など、ファンの間で「もう一度見たい!」との声が強かった全6曲。「皆さんに喜んでいただけるものをチョイスしました」と自信の選曲だ。
仕事復帰は11月を予定しているが、先行きは見えない。「僕らが稼業にしている流行歌というものは生活必需品ではない、ということを改めて感じた。音楽は人間に不可欠だけど、流行歌の役割はもう少し軽い。その意識をみんなが取り戻すチャンスで、僕はそこに我々の命綱があると思っている」と強調。だからこそ、その時々に求められる形態に気軽に適応すればいいと考えており「観客が50%しか入れられないなら、僕のギャラも50%にすればいい。バンドメンバーにも僕から説明して50%でOKをもらったよ」と笑顔で説明。75歳で柔軟に取り組む姿勢は話題を呼びそうだ。26日にはライブCD&DVD「ライブセレクション2012〜2019」を発売する。
(おわり)