[アイドル 猪狩ともかさん]事故に遭ったから有名に…誹謗中傷にも折れない「私は諦めなかった!」という自負心(読売新聞(ヨミドクター)) - Yahoo!ニュース
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7/12(日) 7:12配信
■一病息災
2018年4月11日、東京都内には強風が吹き荒れていた。所属する地下アイドルグループ「仮面女子」の劇場に歩いて向かっている時、突風で看板が倒れてきた。下敷きになり、大けがを負った。
救急車で病院に運ばれ、緊急手術。脳から体の中心に伸びる脊髄に損傷を負い、下半身がまひして、自力で立つことも歩くこともできなくなっていた。
ショックを受けないようにと、周囲は気遣った。事故から10日ぐらいたってはじめて、「ずっと車いすの生活になるかもしれない」ことを知らされた。
「じゃあもう、ダンスはできないんだ……」
真っ先に頭に浮かんだのは、日常生活より、アイドル活動への心配だった。
専門学校卒業後にアイドルを目指し、3年近い下積みを経て約1年前、25歳で正式メンバーに昇格していた。
「苦労人」ぶりを知っているファンからは、猪狩さんの担当カラーである黄色のグッズや応援の横断幕をライブ会場で掲げたり、ゆかりの場所の写真を「聖地巡り」としてSNSにアップしたりと、復帰に向けた励ましのメッセージが次々に届いた。
「待っていてくれる人がいる、居場所があることは、本当に幸せなことだと思いました」。事故から約1か月後にブログを再開。応援への感謝とともに、「仮面女子」としてのアイドル活動を続けていく決意をつづった。
■リハビリ耐え 車いすで始球式(略)
■復帰へ努力 自分をほめたい(略)
「事故に遭っていなければ、有名になっていなかった」「今まで無名だったくせに」――。
多くの仲間やファンが復帰を応援してくれた一方で、「車いすアイドル」として活動を続けていくことについて、インターネット上で誹謗(ひぼう)中傷されたことがあった。
そういった心ない言葉は、「確かにその通りだ」と、冷静に受け止めたという。ただ、「もし自分が復帰することを諦めていたならば、注目されることもなかったはず」という自負心はある。障害を負っても、復帰に向けて頑張ってきたことについて、「自分をほめてあげていい」と感じている。
事故からの復帰後には、障害者をめぐる問題やパラスポーツなどについて、発言を求められる機会も増えた。
車いすの生活になる前には気にも留めなかったことで、不便に感じることは多い。ちょっとした段差や坂道、整備されていない道などは移動するのが大変だ。
階段しかない場所で困っていたところ、見知らぬ人が手を差し伸べてくれるという経験もした。「他人の手は借りたくないという人もいるでしょうが、ほとんどの人は助けてもらうとうれしいはず」
障害の有無にかかわらず、困っている人を見かけたら、「何か手伝うことはありますか?」と声を上げられる人が増えるといいな、と思う。
■前向き思考 新しい道へ
今年2月、9月19日に開く地下アイドル「仮面女子」の単独ライブを区切りに、グループを卒業することを発表した。「卒業式」は後日改めて行い、以後は「猪狩ともか」個人として、活動していく。
「車いすアイドルとして注目していただくことがなかったら、卒業後に一人で活動していけるような人間ではなかった。けがをしたことによって開けた新しい道だと思います」。卒業を発表したステージで、ファンを前に率直な気持ちを述べた。
新型コロナウイルスの影響で、東京・秋葉原の劇場定期公演は臨時休場が続いた。7月1日から再開されたが、貴重な卒業までの残り時間の多くが活動自粛になってしまったことは、とても残念に思う。
(略)
※省略していますので全文はソース元を参照して下さい。
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