![【俳優】<#古舘寛治 >「俳優なのに」「クズ役者!」非難や懸念があっても「政治的発言」をやめない理由..#芸能人 #さくら [Egg★]YouTube動画>3本 ->画像>4枚](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/275/140/d6562421a5b1ec520478924ba2c55de320200625130621767.jpg)
【注目の人 直撃インタビュー】
古舘寛治さん(俳優)
連日、過激な「寝言」を頻繁にツイートしている。その多くが「政治的発言」だ。芸能界からも批判の声が上がった検察庁法改正案にも、もちろん反対した。〈俳優なのに〉〈イメージが壊れた〉〈クズ役者!〉などと中傷コメントを書き込まれても、〈大根役者よりも酷そうだね〉といなしている。仕事に影響はないのだろうか。はたから見ている方が気を揉んでしまうが、本人はどう考えているのか。聞いてみた。
◇ ◇ ◇
――ツイッターのプロフィルは、のっけから〈俳優なので政治的発言はしません。が寝言で何か言ったりしてるそうです。本人は知りません〉。それにしても、激しい“寝言”を連投していますね。
恐縮です。みんな、もっと言っていいんじゃないの、と思いますけどね。
――安倍政権が検察人事の掌握を狙った検察庁法改正案に対する反発は芸能界にも広がり、世論のうねりにもつながって廃案になりました。
小泉今日子さん、きゃりーぱみゅぱみゅさんが「#検察庁法改正案に抗議します」とツイートして声を上げ始めた時、これはすごい流れになるんじゃないかと期待したんです。ところが、フタを開けてみたら、(芸能人で反対表明したのは)数える程度。稼がずに生きていける大先輩たちが黙っていたのは残念でならないですね。あんまり言うと、怒られちゃうけど。
――芸能人の政治的発言はタブー視される風潮が改めて可視化されましたが、やはり視線は厳しいですか。
芸能人は人気商売なので、敵をつくることは何ひとつプラスになりません。ただ、僕は彼らを非難したいわけではないんです。日本の場合、仕方のない側面がある。映画だけで食える俳優はたぶん、ひとりもいない。主演クラスでもCM出演で稼いでいるんです。テレビドラマにはスポンサー企業がついている。下手な発言をしたら注意されますよね。政治的な発言を好まない国民性、それに仕事上のシステムの問題もあって、言わないのが当たり前になっている一面があると思います。
――二重に縛られているような状態なんですね。
政治的発言で批判されることもあれば、評価されることもある。応援してくれる人が増えることもある。プラス面をとらえて起用するスポンサー企業がいくつも出てくれば、状況は変わると思いますよ。米国では政治的なパフォーマンスをしたスポーツ選手を大企業があえて起用することもあります。
つづく
日刊ゲンダイDIGITAL6/29 06:30
https://news.headlines.auone.jp/stories/showbiz/news/13498805?genreid=3&subgenreid=7&articleid=13498805&cpid=10130104