3min2020.6.20
収録曲を一部公開
ダライ・ラマ14世が85歳の誕生日にファースト・アルバムをリリース
ニューヨーク州シラキュース大学で開催された「ワン・ワールド・コンサート」の際におこなった講演の様子(2012年)Photo: Neilson Barnard / Getty Images for Syracuse University
クーリエ・アンテルナショナル(フランス)
チベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマ14世が、85歳の誕生日である7月6日にファースト・アルバム『インナー・ワールド』(内なる世界)をリリースする。アルバムには、チベット仏教のマントラ(真言)と聖歌をミックスした11曲が収録される。
収録曲を先行公開
アルバム発売に先行し、6月8日に収録曲「慈悲」が公開された。チベット仏教で、ダライ・ラマ14世は仏陀の持つ慈悲の心を象徴する観音菩薩の化身だと信じられている。「慈悲」はそのことにちなみ、ダライ・ラマ自身が選んだタイトルだ。
米誌「ローリングストーン」は、ダライ・ラマの公式YouTubeチャンネルで公開された「慈悲」について、アルバムのために特別に作られた曲に「聖歌マントラ(真言)をミックス」したものだと報じた。
「ローリングストーン」誌は、仏教の祈りを再解釈したこの曲は「チベットの精神的指導者の85歳の誕生日に合わせて、7月6日にリリースされる予定」だと伝えている。
同誌によれば、「ダライ・ラマはジュネルとエイブラハム・クニンというニュージーランド出身のミュージシャンのカップルの助けを借りて『インナー・ワールド』を制作した」
ある日、ジュネル・クニンは「仕事のストレス解消のために、(ダライ・ラマの)教えを音楽に合わせたようなコンテンツを探したが、インターネットで簡単な検索をしても見つからず、このアイデアを思いついた」
彼女が提案したアイデアは、初めは却下された。しかし、2015年のインド旅行中にダライ・ラマの助手に手紙で再び提案したところ、今度は受け入れられた。
ジュネルはダライ・ラマが過去七仏の真言を暗唱する様子を収録し「知恵、勇気、癒し、子供などのテーマ」についてのディスカッションの抜粋もアルバムに盛り込んだ。その後、ジュネルとエイブラハムは、言葉に合わせて音楽を作曲した。
「法王は興奮されていました! 音楽がいかに大切かということを教えてくださいました。身を乗り出し、目を輝かせ、指を擦り合わせていらっしゃいました。人にはできない方法で、音楽がいかに人を救い得るかお話くださいました。また、音楽は違いを超えて、私たち本来の姿と善良さに立ち戻らせてせてくれると話してくださいました」と、ジュネルは語っている。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://courrier.jp/news/archives/202999/
収録曲を一部公開
ダライ・ラマ14世が85歳の誕生日にファースト・アルバムをリリース
ニューヨーク州シラキュース大学で開催された「ワン・ワールド・コンサート」の際におこなった講演の様子(2012年)Photo: Neilson Barnard / Getty Images for Syracuse University
クーリエ・アンテルナショナル(フランス)
チベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマ14世が、85歳の誕生日である7月6日にファースト・アルバム『インナー・ワールド』(内なる世界)をリリースする。アルバムには、チベット仏教のマントラ(真言)と聖歌をミックスした11曲が収録される。
収録曲を先行公開
アルバム発売に先行し、6月8日に収録曲「慈悲」が公開された。チベット仏教で、ダライ・ラマ14世は仏陀の持つ慈悲の心を象徴する観音菩薩の化身だと信じられている。「慈悲」はそのことにちなみ、ダライ・ラマ自身が選んだタイトルだ。
米誌「ローリングストーン」は、ダライ・ラマの公式YouTubeチャンネルで公開された「慈悲」について、アルバムのために特別に作られた曲に「聖歌マントラ(真言)をミックス」したものだと報じた。
「ローリングストーン」誌は、仏教の祈りを再解釈したこの曲は「チベットの精神的指導者の85歳の誕生日に合わせて、7月6日にリリースされる予定」だと伝えている。
同誌によれば、「ダライ・ラマはジュネルとエイブラハム・クニンというニュージーランド出身のミュージシャンのカップルの助けを借りて『インナー・ワールド』を制作した」
ある日、ジュネル・クニンは「仕事のストレス解消のために、(ダライ・ラマの)教えを音楽に合わせたようなコンテンツを探したが、インターネットで簡単な検索をしても見つからず、このアイデアを思いついた」
彼女が提案したアイデアは、初めは却下された。しかし、2015年のインド旅行中にダライ・ラマの助手に手紙で再び提案したところ、今度は受け入れられた。
ジュネルはダライ・ラマが過去七仏の真言を暗唱する様子を収録し「知恵、勇気、癒し、子供などのテーマ」についてのディスカッションの抜粋もアルバムに盛り込んだ。その後、ジュネルとエイブラハムは、言葉に合わせて音楽を作曲した。
「法王は興奮されていました! 音楽がいかに大切かということを教えてくださいました。身を乗り出し、目を輝かせ、指を擦り合わせていらっしゃいました。人にはできない方法で、音楽がいかに人を救い得るかお話くださいました。また、音楽は違いを超えて、私たち本来の姿と善良さに立ち戻らせてせてくれると話してくださいました」と、ジュネルは語っている。
===== 後略 =====
全文は下記URLで
https://courrier.jp/news/archives/202999/