0001影のたけし軍団ρ ★
2020/03/27(金) 12:28:55.86ID:EgO1sNBK9歯に衣着せぬ言動で人気もある一方、「何様のつもりだ」「上から目線でムカついてしょうがない」と、批判の声も大きい。
放送プロデューサーで、同じくコメンテーターも務めるデーブ・スペクターさんはこう語る。
「『モーニングショー』は、羽鳥さんと玉川さんがプロレスをしているところが人気なんですよ。
主婦に人気があってベビーフェイスの羽鳥さんに対し、ヒール(悪役)の玉川さんが噛みついてバトルをする。
上手くやっているから、玉川さんがどこまで本気なのかはわからないです」
玉川さんの凄いところは、彼の立場が「テレビ朝日の平社員」に過ぎないこと。
本当に「ヒラ」なのかは各社事情もあり定かでないが、少なくとも自分でそう称している。
つまり玉川さんは何かの専門家ではないし、功成り名遂げたその道の権威というわけでもなく、どこかの経営者でもない。
「たまたまテレビ局に勤めている」という以外、バックボーンは何もない。
にもかかわらず、どんな時でも「ありえない!」「許せない」と、まったく臆せず上から目線で政府や世間をメッタ切りにする。
メディア界広しといえど、そんな存在は玉川さんが唯一無二だ。
玉川さんは浪人の末、京都大学農学部から同大学院農学研究科を経て、'89年にテレビ朝日へ入社した。
長年、朝の同時間帯のワイドショーのスタッフとして活躍し、今では『モーニングショー』における不動のコメンテーターとして、確固たる地位を築いている。
昨年は日韓関係が紛糾する中、韓国の立場に立って安倍政権を糾弾し、ネットを巻きこんでたびたび炎上騒ぎを起こしてきた。
そんな玉川さんに、またもや大活躍の機会が巡ってきたのが、新型コロナ問題なのである。
このところ、新型肺炎が陽性かどうかを調べる「PCR検査」が、日本であまりに少なすぎることに苛立った玉川さんは、
連日のように政府や厚労省などを激しく糾弾していた。
スポーツコメンテーターの長嶋一茂さんら、他のコメンテーターと一緒になって、
「なぜ検査をしないのか」「お隣の韓国ができているのに、なぜ日本はできないのか」と非難し続けていたのだ。
2月28日の放送では、「検査をしないことで、救える命を救えなくなる」と、専門家を差し置いて数分間の独演を展開。
その後に、白鷗大学特任教授の岡田晴恵さんが、「感染症研究所の一部OBが、検査データを独占しようとしている」という爆弾証言をすると、
「これは、大変な告発ですよ!」「野党は国会で追及してください!」と、太い眉毛を吊り上げながら、大声を上げた。
だが、ちょっと待ってほしい。日本のPCR検査数は、中国はもちろん、韓国などに比べてもかなり少ないというのは事実である。
そのため、「わざと検査数を少なくして、感染者の数が増えないようにしている」と、疑念を抱く国民が増えているのは間違いない。
でも、それを「玉川さん」が、猛批判するのはどうなのか。だって、玉川さんは、「ただの玉川さん」でしかないのだから。
安全地帯から弾を撃ちまくる、玉川さんはそんなスタイルだから平社員なのだろうか。
平社員であることは別に恥ずかしくないが、そういう人は卑怯者と見なされる恐れもある――なんてことを言っていると、玉川さんになってしまうかな。
「週刊現代」2020年3月14号より
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/71309?page=2