パリ・サンジェルマンのブラジル代表DFチアゴ・シウバが、フランスの現状について自身の見解を示した。
全世界で新型コロナウイルスが大問題となっているが、フランスでも感染拡大に歯止めがかからず、フランス国内だけで感染者は1万2600人を超え、450件の死亡例が確認されている。T・シウバは現在ブラジルに帰国しており、母国メディア『Spor TV』の番組内で「フランスの感染対策は完全に失敗だった」と語っている。
「水曜日にリオへのフライトでやってきた。今は隔離状態になっているよ。リラックスできるような状況ではないけど、これは仕方ないことだと思っている。妻と2人の息子と一緒だしね」
「フランスは新型コロナウイルスからの保護に失敗したね。隣国イタリアで最初に感染が拡大した時に、しっかりした措置をすべきだった。ブラジルはまだヨーロッパほど状況が深刻ではないのが救いだ。だが楽観視できる状況ではないという点はみんなも気をつけるべき」
T・シウバの妻、イザベルは『Instagram』を通じて「フランスはイタリアの次に感染拡大が深刻化していたの。こんな状況では安心して暮らすことも困難だと思ったので、身を守るためにブラジルに戻ってきた。パリ市内ではスーパーで買えるものがなくなっていて、感染拡大のリスクが相変わらず大問題になっている」とブラジル帰還の理由について語った。
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