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素材メーカーの山本化学工業(大阪市)は、海洋生物の「ぬるぬる肌」を再現した水着を開発した。
東京五輪・パラリンピックでの選手の使用を期待しているが、新型コロナウイルスの感染拡大でお披露目できるかどうか暗雲が漂っている。
担当者は「早く終息して、予定通り開催することを願っている」と話している。
水着は「マーリン ダイヤモンド」で、魚やイカ、タコ、海藻など海洋生物に似たぬるぬる感がある素材を開発して採用した。
一般的な水着と比べ水の抵抗が少ないのが特徴で、水着の繊維一本一本に特殊加工を施すことで表面に薄い水の膜が張られ、海洋生物に近い状態を実現した。
国際水泳連盟(FINA)の認定を取得したため公式試合で使用でき、強豪大学の選手によるテストでは「着心地が良い」などといった声が出たという。
山本化学工業はかつて英スピード社のレーザー・レーサーに対抗し「たこ焼きラバー」と愛称を付けたゴム素材を開発。
2008年の北京五輪などで脚光を浴びた。
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山本化学工業の水着「マーリン ダイヤモンド」