23日、卓球ハンガリーオープン女子シングルス決勝で伊藤美誠(スターツ)が鄭怡静(チェンイーチン、チャイニーズタイペイ)にゲームカウント4-3で勝利し、今季ワールドツアー初優勝を果たした。直前の男子シングルス決勝では張本智和(木下グループ)が優勝しており、日本の男女アベック優勝となった。
伊藤は多彩なサーブと相手を台から下げて振り回す速攻プレーで主導権を握る。鄭のロングサーブと、世界トップクラスのパワーを誇るフォアハンド強打に苦しめられ一時は2-3と追い込まれるも、高い集中力と勝利への執念を見せ、見事な逆転勝ちをみせた。
試合後のヒーローインタビューで伊藤は「鄭怡静選手と対戦することが多くなって、お互いにサーブレシーブやラリーが続くことが多い。1本1本取ることが難しい。その中でも1本取ったことで大きな流れが来たり自分の展開になったりして最後は勝つことができました」とコメント。この優勝の意味については「すごく難しいところからの勝利。優勝したことも嬉しいんですけど、今試合を勝てたことが嬉しい。次の自分をまた強くするきっかけになると思います」と次の目標に向けすぐに気持ちを切り替えた。
ハンガリーオープン女子シングルス 決勝スコア
伊藤美誠 4-3 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
11-7/1-11/11-6/7-11/2-11/11-9/11-7
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200224-00000002-rallysv-spo