日本は平気でスラムツーリズムやってるからすごいよな
ほんと後進国だわ
タイトルを聞いただけでなんとなく「危険すぎる」という感覚は伝わるかと思う。例えば、初回で登場した「アフリカ・リベリア共和国 元人食い少女兵の晩ご飯」は上出さん自身が取材した。
元少年兵たちが集団で暮らしているという廃虚を訪れ、入り口で「食事風景を取材させてほしい」と声をかけると、撮影カメラを強奪されたり、奥の方に引っ張り込まれたりと、視聴者は「大丈夫なのか?」とヒヤヒヤする場面の連続。
それでも、両親を殺され11歳で銃を手に取ったという元少女兵の密着に成功。
彼女が売春で手にしたわずかな金で食事をする風景を映し出す。元少女兵の取材は恐らく数時間。だが、食べる現場をともにすることで不思議な緊密感が生まれていく。
彼女が会ったばかりの外国人に時折笑顔を見せ、将来の夢を語り出すのが不思議だ。
他の回もコンセプトは同じ。食事風景を取材していると、大抵「一口食べてみる?」と味見を勧められ、一気に取材対象との距離は縮まっていく。そして、なぜか相手はふと素顔を見せ、本音を語り出す。
取材中は終日、食事をしないため「空腹がばれるんでしょう」と上出さんは笑う。「これはグルメ番組です」とオープニングで念押ししている、この番組はドキュメンタリー番組以上に世界のある一面の現実を伝えてくれる。
「人と人が触れ合う瞬間で、日本人が一番なじみがあるのは『飯食いましょ うよ』。普通、ドキュメンタリーと言うと、1年密着しましたとかいうけれど、我々は体力的にも、時間的にもそんな余裕はないですから。
じゃ、どういう 瞬間を俺たちが設けたら、その取材対象者と一気に深められるだろうかって考えた時に、日本人なんで、やっぱり飯じゃないかと。同じ釜の飯を食ったら、話せないことも話せるようになったりするじゃないかというもくろみもあって、厳しい状況で暮らしている人たちと僕らを飯でつないでみようというアイデアが僕の中で生まれました」
上出さんは早稲田大学を卒業後、11年にテレビ東京に入社した。大学時代に、中国にあるハンセン病患者の隔離村を訪れたことがテレビ局を目指す一因になった。
「中国ではいまだにハンセン病患者の隔離が続いていました。患者が街に降りていくと、『何、あの人は? 気持ち悪い』と恐れられる。日本人は感染力が弱くて発症リスクも低いと知っているから、怖くない。
伝えて知ってもらうことは人を幸せにできるんだなと感じたんですよね。テレビのバラエティー番組はすごく面白いのに、ドキュメンタリーはつまらない。伝えたいと言っているのに、全然伝えようとしていないんじゃないか。そもそも興味がある人に向けて作っていませんか。就職活動の時、面白いパッケージの中で伝えるべきことを伝えていけるようなことをやりたいと話していました」
そんな上出さんは制作部に配属され、バラエティー番組「ありえへん∞世界」などのアシスタントディレクター(AD)に。そのうち、海外番組が増え、「世界ナゼそこに?日本人?知られざる波瀾万丈伝?」の取材で海外を駆け回ることが増えた。
その経験が「グルメリポート」の誕生に結びついた。
「番組は海外で暮らす日本人を取り上げる番組なので、それ以外の話題は面白くても排除されます。
お金も飯も足りておらず、腹が減ったとばかり言っている人たちと触れ合っているうち、貧しい暮らしをしている人たちがすごく楽しそうだったり、家族でキャーキャー笑っていたりするのを見ていて、こういうのを視聴者に見せたいなと思った。
特に飯の話題は面白かった。変な国の変な場所で飯を食う。番組を作るのなら、人間の欲求にちゃんと訴求していかないと絶対に見てもらえないというのは当然のこと。
クイズ番組だったら、知的好奇心を刺激してとか。だから、こういう取っ付きづらいテーマをやる以上、なるべく直接、その欲求に応えてあげないと誰も見てもらえないだろうと思い、テレビの伝統的な技法の一つ、飯番組を使いました」
これすげーおもろいな
小籔嫌いだから観てなかったの後悔した
謎の有吉ゲストは何だったんだ
伊集院みたいに露骨にテレ東見てますアピールしてた訳でもないし
スーパーウルトラグレートデリシャスワンダフルボンバー