どちらとも取れるコメントだった。広島・鈴木誠也外野手(25)が18日の契約更改後の会見で「ポスティングでのメジャー挑戦の話し合いはあったのか?」との質問にこう回答した。
「言えません。察してください」
鈴木が米大リーグに挑戦する場合、海外フリーエージェント(FA)権の取得には出場選手登録期間があと3年36日必要になる。
順調にいくと29歳になる2023年シーズン終了後だ。だが広島球団はこのオフの菊池涼介内野手(29)や、
15年オフの前田健太投手(31)=現ドジャース=のように、ポスティングシステムによるメジャー移籍を容認したケースもある。
ポスティングによるメジャー移籍を容認し、夢を後押しするケースは他球団でも増えている。
そのため今オフも巨人・菅野智之投手(30)、DeNA・山崎康晃投手(27)、西川遥輝外野手(27)らが将来的なメジャー挑戦の意向を表明した。
一流選手が海を渡るのは、さらに自然な流れになってきた。
鈴木が公の場でメジャーへの思いをのぞかせたのは3年前だ。右翼レギュラーに定着し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献した16年オフ。
山口県内のイベントで、ファンに質問を募った司会者から「メジャーに興味はありますか?」と問われ、「今行きたいというのはないですが、野球をやっている以上は、上の世界に興味がある」と発言した。
当時はリップサービスだったかもしれないが、もはや夢ではなくなっている。
プロ7年目の今季、自己最多となる140試合に出場し、打率・335、28本塁打、87打点。チームは4位でリーグ4連覇を逃したが、
自身は初の個人タイトルとなる首位打者と最高出塁率(・453)の2冠に加え、ベストナイン、ゴールデングラブ賞も受賞した。
11月には国際大会「プレミア12」で全試合で日本の4番を務め、大会MVPに輝く活躍で初優勝に貢献。圧倒的な存在感を放った。
侍ジャパン不動の4番打者に世界が注目している。(柏村翔)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-00000533-sanspo-base
12/22(日) 15:00配信
http://npb.jp/bis/players/81785137.html
成績
