広島佐々岡真司監督(52)が11日、海外FA権を持つ長野久義外野手(34)に、直接残留を求めたことを明かした。
長野は昨オフ、FA移籍した丸の人的補償で巨人から加入。
1年目の今季はプロ入り最少の出場72試合にとどまったが、終盤は4番としてチームを引っ張った。
来季の戦力と計算する新監督が、異例のラブコールで流出阻止に動いた形。球団側も、長野との残留交渉を開始した。
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佐々岡監督が、長野にラブコールを送っていた。マツダスタジアムで行われた秋季練習を見守った後、海外FA権を持つベテランについて問われると、迷わず答えた。
「いっしょにやろうという話はしているし、僕の気持ちは伝えてある」。昨オフ人的補償で加入した経緯を踏まえ、残留を直接求めていた。
佐々岡流のコミュニケーションだ。5日に監督就任要請を受諾した直後に行ったのが、今季国内FA権の取得条件を満たした会沢、野村、菊池涼に直接電話をかけること。
「力が必要だ」と訴えた。思いは伝わり、会沢が10日に残留を表明した経緯がある。
「残ってほしい」という思いは、長野に対しても同じ。チーム編成はフロントの仕事というスタンスを保ちつつ、現場の長としてできる限りのアプローチをしていた。
長野は開幕直後、調子が上がらず苦しんだ。レギュラーが確約されない中で出番が徐々に減り、7月3日に出場選手登録を抹消。
1カ月半にわたって2軍生活を送ったことが響き、出場試合はプロ入り最少の72試合に終わった。打率、本塁打、打点も自己ワーストだった。
それでも佐々岡監督は、終盤に4番としてチームを支えた打撃を高く評価。今季以上の成績を残せると考えているもようだ。
球団側も長野との話し合いを開始した。鈴木球団本部長は「途中経過は話さない」としたが、残ってほしいという希望を伝えた模様。
初日なのでお互いの気持ちを話した。今後は時間をかけて話そうという話をした」と説明した。ここまで自身について話していない長野の決断が、注目される。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191012-10110709-nksports-base
10/12(土) 5:00配信
http://npb.jp/bis/players/91995131.html
成績