台風が日本列島に接近する中、組織委員会は12日に予定されていたイングランド対フランス戦とニュージーランド対イタリア戦を中止するという前例のない措置を取った。
この結果、フランスと勝ち点2ずつを分け合うことになったイングランドは、プールCを首位で通過することになった。
今大会で無敗のイングランドは、ジョーンズHCの母国であるオーストラリアとの対戦が見込まれる、大分での19日の一戦に目を向ける。
しかしジョーンズHCは、1週間で1試合を行えなかったことに一切気を落とすことなく、「われわれはまったく心配していない。ものすごく高揚している。絶好の機会だ」と記者団にコメントした。
「比較的楽な2試合(トンガ戦と米国戦)とタフな試合(アルゼンチン戦)を一つこなし、それから準々決勝に向けて2週間も準備できるなんて、誰が予想した?」
「誰かがわれわれにほほ笑みかけている。台風の神様かもしれないだろ?」
ジョーンズHCはまた、来週末に行われる試合では負傷中のビリー・ヴニポラ(Billy Vunipola)やジョー・マラー(Joe Marler)、ジャック・ノーウェル(Jack Nowell)を起用できるだろうと補足した。
イングランドはこれから大会前に合宿を行った宮崎に向かい、3日間のトレーニングを行う予定となっている。
オーストラリアを率いて自国開催の2003年大会で準優勝したジョーンズHCは、フランス戦の中止は正式に伝えられたばかりだと明かした。
「チームは試合モードでフランス戦に向けて準備していたが、中止になったから今は準備モード。われわれにはコントロールできない」
1週間の休養期間ができたことで、イングランドが準決勝に進む可能性は高くなったかと問われたジョーンズHCは、次のように答えた。
「準備期間を手にしたのはわれわれだけだから、2週間の準備期間は唯一の機会。 だから(準決勝進出の)可能性が高くなったか、それともそれほど大きなチャンスではないのかについて、なぜ心配しなければならない?」「われわれだけが手にしたチャンス。だからこの機会を生かすために準備する」 (c)AFP/Julian GUYER
2019年10月10日 18:07
発信地:東京
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