これに追い打ちをかけるように、9月16日配信の「日刊サイゾー」は、同世代の松嶋菜々子(45)とも“共演NG”の危機にあると報じた。
本当のところはどうなのか。芸能関係者に内情を聞いてみた。
「藤原さんを挟んで4歳年上の天海さんと、3歳年下の松嶋さんに強いライバル意識があるのは間違いないでしょう。ただ、共演NGかどうかは分かりません。むしろ、藤原さんの周囲が気を使うのは2人とは別の女優だと思いますよ」
この関係者が名前を挙げるのは、松山ケンイチの妻の小雪(42)。それと堺雅人の妻で第2子を出産したばかりの菅野美穂(42)だ。性格が合わない、ケンカしたといった理由ではないらしい。
「女優にとって最も屈辱的なのは大きな仕事を逃すこと。分かりやすく言えばオーディションに落ちて大きな仕事をライバルに奪われることなんです」(前出の芸能関係者)
藤原は女優としてもっとも脂が乗っていた2000年前後に相次いで大きなオーディションで役柄を逃したといわれる。
ひとつはハリウッド映画「ラストサムライ」。この映画の出演をきっかけに渡辺謙(59)はアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるまでになったわけだが、当時の藤原も同じ青写真を描いていたそうだ。ところが、製作側が最終的にキャスティングしたのは藤原ではなく小雪だった。
同じ頃、藤原側は02年公開の映画「Dolls」の主演にも挑戦しようと試みたものの、うまくいかなかったという。これは北野武監督が「あの夏、いちばん静かな海。」以来、11年ぶりに恋愛映画を演出することで当時話題になった作品で、ベネチア国際映画祭コンペティション部門にも出品された。
「藤原さんにとっては海外で名前を売る絶好のチャンスでした。ほぼ主演に決まりかかっていたのですが、北野監督がなかなか首を縦に振らないうちに、菅野さんに決まってしまったんです。藤原さんとしては悔しい思いをしたに違いありません」(映画関係者)
「ラストサムライ」と「Dolls」の公開から20年近くが経過する。梨園の妻として大成功を収めている紀香には、もはや過去の話かもしれない。
(芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄)
9/21(土) 9:26配信 日刊ゲンダイ
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