9月16日(月・祝)幕張メッセ・イベントホールで開催される『RISE WORLD SERIES 2019 Final Round』の前日計量・記者会見が、15日都内で行われた。
今大会で決勝戦を迎える「RISE WORLD SERIES 2019 -58kg級トーナメント」。日本人同士の決勝戦に臨むRISE世界フェザー級王者・那須川天心(21=TARGET/Cygames)
は57.95kg、ISKAムエタイ世界バンタム級王者・志朗(26=BeWELLキックボクシングジム)は57.80kgで計量をクリアした。
計量を無事に終え、那須川は「試合を今か今かと待ち遠しいのは久しぶり」とやや興奮気味に語った。
今回は契約体重に余裕があることもあり、永末”ニック”貴之氏の指導のもと、試合直前に水分を抜く「水抜き」をしない減量を実施。
時間をかけて脂肪を落とすことに成功し、試合1週間前にはすでに58kgを下回るウェイトになっていたことを明かした。
世界一を決める決勝戦に向け「明日は自分が一番この試合のために対策を練ったり、努力をしてきたつもり。
勝つために必要なことを毎日考えて行動してきた」と、この試合のためだけの行動をとって毎日を過ごしてきたことを告白。
事前の記者会見等で志朗が「穴を見つけた」と発言していたことに対し「自分と戦うことをイメージし、穴は2〜3個予想ができている。
そこを直してきたつもり」と自己分析の上の対策をとってきたと自負を見せた。
那須川はこの試合を「一個のミスが許されない」と、これまでの試合以上に緊迫感のある一戦と認識。
この緊迫感は過去の対戦の中では昨年9月にRIZINで行われた堀口恭司(アメリカン・トップチーム)戦以来だといい、
「周りの声援に乗っちゃうので、それをしたらダメだと思う」と気持ちを引き締めた。
対する志朗も「一瞬でも隙を見せたらやられる。過去最高に集中して戦う」と、改めて那須川戦は”一瞬”で終わる危険性のある一戦であると確認。
「できることは全部やった。明日は全部を懸けて戦う。明日は自分が勝てば格闘技界が変わると思うので、楽しみにしていて下さい」と、
今や格闘技界の顔となった那須川を下し自分がトップに躍り出ると意気込みを語った。
志朗もまた永末氏の指導により水抜きをしない減量を実施。那須川同様に1週間前には契約体重を下回る順調な減量を進めたという。
「1〜2年前の55kg時代よりも動きは速いし、水抜きがないので過去最高の動きができる」とこれまでにない調整に成功していることを明らかにしている。
この一戦は優勝賞金1,000万円が懸けられたビッグトーナメントの決勝。
那須川はこの賞金に話題が及ぶと、今月中旬に千葉県を襲った台風の被害に触れ「(ジムがある)松戸は大丈夫。
南の方は被害が大きいけど報道がされていない。すごく困っているという声を(SNSの)メッセージでも貰う」という現状を告白。
そして「今は試合までなので何もできないけど、終わってから何かできないかな。賞金は僕は要らないので、寄付をしようかとおも思っている」
と、優勝賞金を被害のあった地域の援助に使う意向も示した。
3月から続いたトーナメントのエンディングに向け、那須川は「絶対負けないと思いますし、僕のKOを期待してくれていると思うので、
必ず倒してメインの大役を果たしたい」と大きな大会のメインイベンターとして盛り上げると宣言。
志朗もまた「楽しみにしてほしい」と自信を見せる。日本の格闘技史に残る一戦に勝利し、名を残すのは果たして那須川か、志朗か。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190915-00000007-gbr-fight
9/15(日) 17:24配信
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