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2019/07/25(木) 09:28:00.84ID:EFyqfkXR9「ガクは一度約束したことをどんなことがあっても守ってくれた。20年以上サッカーに携わってきたが、彼のような責任感の強い選手は初めてだ」
柴崎岳がデポルティボ・ラ・コルーニャに移籍した経緯を聞くと、強化責任者のカルメロ・デル・ポソSDからこんな答えが返ってきた。
中盤の強化が急務だったデポルティボは、今冬にも柴崎の獲得に動いていた。実際、柴崎サイドとはすでに条件面で合意に達し、所属元のヘタフェとも交渉は最終段階まで入っていた。しかし冬の移籍市場がクローズする1月31日の時点になっても最終的な回答が届かず、そのまま棚上げになったという経緯があった。
クラブのオフィスには柴崎がサインした書類が大切に保管されていたが、泣く泣く諦めざるを得なかった。そしてデポルティボは昨シーズン、プレーオフ決勝でマジョルカに敗れ1部昇格を逃した。デル・ポソは、柴崎を獲得できなかったことがその一因であると考えている。
ただその後も、柴崎とのコンタクトが途絶えることはなかった。この日本代表MFは、前述のマジョルカ戦をはじめデポルティボの試合をチェックしていた。
デル・ポソによれば、もし1部昇格を果たせば、一旦棚上げとなった移籍オペレーションが決行される運びになっていたという。しかし既述したとおり、デポルティボは降格から1年での1部復帰に失敗。元々、19-10シーズンの予算が大幅にカットされる予定だったクラブにとって、資金繰りはさらに厳しくなった。当然、サラリーも抑えられる。しかし、それでも柴崎の考えは変わらなかった。
「1部のクラブよりも2部であってもうちでプレーしたほうがアピールになる、と考える選手は今までにも何人かいた」とこのSDは語る。しかし、柴崎の場合は状況が違う。ラ・リーガ1部の複数クラブからアプローチを受け、メキシコのプーマスからはヘタフェに支払う移籍金に加え、高額のサラリーが提示されていた。それらのオファーを全て蹴ってまで、デポルティボでプレーすることを選んだのだ。
「ボランチで起用する考えがあると聞かされたことが、入団の決め手になった」
22日に行なわれた入団プレゼンテーションで柴崎自身がこう語ったように、首脳陣は中盤の司令塔をこの日本代表MFに任せる意向だ。
7/25(木) 6:39配信 サッカーダイジェスト
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