本田は6月でオーストラリア・Aリーグのメルボルン・ビクトリーを退団し、欧州でのプレーを希望して現在はVVVのプレシーズントレーニングに参加している。VVVは本田が欧州でのキャリアをスタートさせたクラブで、2008-09シーズンには2部で36試合16ゴールをマークし優勝と1部昇格に貢献。自身も年間最優秀選手賞を受賞した。10年1月に退団して以来の帰還となっただけに、「ここに来られて嬉しい。多くの人や街とも久しぶりだからね。2010年に去ってから9年半ぶりだ」と笑顔を見せていた。
本田は自身の現状について「今、次のチームを探している。兄がいくつかのクラブと交渉しているよ。日本では練習に参加できるチームが見つからなかった。目的は次のクラブを早く見つけること。恐らくここにならないけど、人も街も好きだ」と説明。現在シーズンの中盤で、リーグ戦を戦っているJリーグクラブでは練習参加するのが難しかったのだろう。
VVVは昨季、オランダ1部エールディビジで12位となり、残留は果たした。本田が「チームは去年、良いプレーをしていたと聞いている。そこからどのくらい選手が入れ替わったか知らないけど……」と話すと、インタビュアーが「多くの選手が入れ替わった」と情報を伝えた。すると本田は「そしたら厳しいシーズンになるだろうけど、エールディビジに留まってほしい」と、古巣への想いを話している。
本田は2部優勝の半年後にCSKAモスクワ(ロシア)へと移籍し、900万ユーロ(約11億円)の移籍金をクラブに残した。本田のことを「英雄」として捉える古巣のサポートを受け、新シーズンに向けて準備を進めている。
フットボールゾーン7/17(水) 21:05配信
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