タレントの中居正広(46)が13日放送のテレビ朝日「中居正広のニュースな会」(土曜正午)に出演。9日に87歳で亡くなったジャニーズ事務所の
ジャニー喜多川社長について、目を潤ませながら「本当に言ってあげたい。『あなたがたくさんの人に愛されるように頑張りなって教育しているんですけど、
あなたが一番愛されちゃってるよ』って」と語った。中居がジャニー社長の訃報について言及するのは初めて。
10分以上のジャニー社長の功績をまとめたVTRを見守った中居は「僕個人としても、とても大きな出来事でした」と口を開いた。
「公式的なコメントまださせてもらってなくて、たまたまだったんですけど、プレミア12、世界野球のリリースが昨日、おとといだったんですけど、
同じような時期で、今、ここで出すと、プレミア12も大事なジャニーさんへのコメントも濁ってしまうから、ちょっと差し控えさせてもらった」と
中居がこれまで正式な訃報コメントを出さなかった理由を説明した。
「司会進行なので、自分が気持ちを話すのは…」と苦笑しつつも「何から話しましょうか、個人的な思いはもちろんある。コメントいろいろしていて、
僕、僕らにとって1対1なんですけど、ジャニーさんにとっては分父が1、分子の子供が何百っていますので、何百分の1に過ぎない。コメントを見ていると、
飾ることなく、所属タレントの皆さんはポーズであのコメントしているわけじゃなくて、本当に素直な気持ちでああいうふうにされている」と
所属タレントの気持ちを代弁。「でも、不思議ですよね、企業の社長さんが亡くなりましたの(追悼)コメントでこんなコメントが集まるのかなと
不思議で」としみじみ。ジャニーさんという存在について「お父さんっていうか、僕は怖かった方ですね。プライベートもそうですし、
凄く厳しくしてもらった」と懐かしんだ。
中居は「たくさんの人々に愛されるように(タレントを)育成して世に出してるわけじゃないですか。で、このタイミングになって、皆さんに
愛されるように頑張りなっていうジャニーさんが一番愛されているなと感じた」と述べて天を指さし、「本当に言ってあげたい。
『あなたがたくさんの人に愛されるように頑張りなって教育しているんですけど、あなたが一番愛されちゃってるよ』って。これも不思議な感覚だなって」
と目を潤ませた。
ジャニーさんは6月18日に体調不良を訴え救急搬送され病院に入院。連日、タレントが見舞いに駆け付けたが、祈りは届かず、9日午後、
解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため都内の病院で死去した。
12日は所属タレントやジャニーズJr.といった“息子たち”が設営から運営まで手掛けることにこだわった家族葬が営まれ、約150名のタレントたちが参加。
遺影の周りを、SMAPや嵐らの名が刻まれたプレートが囲み、会場にはコンサートさながらミラーボールが光り輝いた。スクリーンも用意され、
ジャニーさんが手掛けたコンサートや舞台の映像などが流れた。
ジャニー社長の訃報から一夜明け、現役ジャニーズタレント90人以上から次々とお悔やみのコメントが出された。沈黙を続けていた中居の発言にも
注目が集まっていた。
スポニチ
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