わかっていてもやめられない 芸人を取り囲む深刻な事情
謹慎発表後、都内の自宅から出た『スリムクラブ』内間政成を直撃したが、「あっ、すみません」と言い、小走りに去っていった
『スリムクラブ』からの電話
「『2700』さん、私、『スリムクラブ』さんの順番で1組10分くらいネタをやって、ネタが終わったあともそのまま会に参加しました。
知名度のある『2700』さんと『スリムクラブ』さんに(パーティの客から)声がかかることが多くて、私はちょっと離れたところにいました。
ギャラは3組で30万円。会が終わったあと、封筒に入った状態でわたされました。それをお店の外で私が分配しました。
10万円ずつです。領収書はありませんでした。相手の素性については、ホントに知らなかったんです」
疲れた様子でそう語るのは、モノマネ芸人のバンドー太郎(48)。
本誌前号(6月28日発売号)で明らかになった、人気お笑いコンビ『スリムクラブ』による稲川会幹部への闇営業を仲介した男だ。
本誌が『スリムクラブ』らの所属先である吉本興業に取材を申し込んだのは、6月24日。
それを受け、吉本から『スリムクラブ』らへ聞き取り調査があったのだろう。発売2日前の26日、バンドー太郎のもとへこんな電話があったという。
「電話は、『スリムクラブ』の内間(政成・43)さんと『2700』のツネ(36)さんからありました。『バンドーさんすみません。
以前行った営業の件で』から始まって、『僕らどんな格好でしたっけ?』とか『どんな会でしたっけ?』とかそういうことを聞かれました。
怒ってる様子はなく、普通の聞き方でした。
その後、彼らの謹慎が発表された。私自身の(モノマネの)仕事は数えるほどありませんでしたが、報道以来、それすら断られている状況です。
一応、8月まで仕事があるのでそれが終わったら休止しようと思っています。
もしかしたら、そのまま消えるかもしれません……」
吉本芸人と暴力団や犯罪集団の「密接交際」が続々と明らかになっている。
いったいなぜ、彼らはこれほど安易に「闇営業」に手を染めてしまうのか。’00年代に人気を集めた元吉本芸人が語る。
「簡単に言えば、食えないからですよ。吉本ってホントに契約書がなくて、ギャラの取り分も事務所にすべて決められてしまう。
僕の場合は、テレビ番組1本につき1万円くらい。吉本とは話し合いすらないので、テレビ局が実際に支払っていた額は、いまも知りません。劇場でのネタ見せは1回5000円くらいでした。
自分で言うのもなんですが、僕は関東でレギュラー番組も持っていましたし、そこそこ知名度があった。それでも事務所を通した仕事だけでは、月の給料は10万円ちょっとが精一杯。
かといって、顔が知られているからバイトをするわけにもいかない。となると、自分で仕事を取ってくるしかないんですよ。
いまだから言えますが、なかには反社の人たちのパーティもあったと思います。闇営業1回で、少なくとも10万円はもらえましたね」
レギュラー番組があっても月10万円――。だからと言って許されるわけではないが、吉本芸人がこぞって闇営業をする背景には、「安すぎるギャラ」問題があるのは間違いない。
https://news.livedoor.com/article/detail/16767291/
2019年7月13日 8時0分 FRIDAYデジタル
![【芸能】吉本芸人が「闇営業」に手を染める真相と次に消される闇芸人 ->画像>19枚](https://image.news.livedoor.com/newsimage/stf/f/9/f9f6a_1643_5972e7c3f32e67aad890d6a6d8da280b.jpg)
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謹慎発表後、都内の自宅から出た『スリムクラブ』内間政成を直撃したが、「あっ、すみません」と言い、小走りに去っていった
『スリムクラブ』からの電話
「『2700』さん、私、『スリムクラブ』さんの順番で1組10分くらいネタをやって、ネタが終わったあともそのまま会に参加しました。
知名度のある『2700』さんと『スリムクラブ』さんに(パーティの客から)声がかかることが多くて、私はちょっと離れたところにいました。
ギャラは3組で30万円。会が終わったあと、封筒に入った状態でわたされました。それをお店の外で私が分配しました。
10万円ずつです。領収書はありませんでした。相手の素性については、ホントに知らなかったんです」
疲れた様子でそう語るのは、モノマネ芸人のバンドー太郎(48)。
本誌前号(6月28日発売号)で明らかになった、人気お笑いコンビ『スリムクラブ』による稲川会幹部への闇営業を仲介した男だ。
本誌が『スリムクラブ』らの所属先である吉本興業に取材を申し込んだのは、6月24日。
それを受け、吉本から『スリムクラブ』らへ聞き取り調査があったのだろう。発売2日前の26日、バンドー太郎のもとへこんな電話があったという。
「電話は、『スリムクラブ』の内間(政成・43)さんと『2700』のツネ(36)さんからありました。『バンドーさんすみません。
以前行った営業の件で』から始まって、『僕らどんな格好でしたっけ?』とか『どんな会でしたっけ?』とかそういうことを聞かれました。
怒ってる様子はなく、普通の聞き方でした。
その後、彼らの謹慎が発表された。私自身の(モノマネの)仕事は数えるほどありませんでしたが、報道以来、それすら断られている状況です。
一応、8月まで仕事があるのでそれが終わったら休止しようと思っています。
もしかしたら、そのまま消えるかもしれません……」
吉本芸人と暴力団や犯罪集団の「密接交際」が続々と明らかになっている。
いったいなぜ、彼らはこれほど安易に「闇営業」に手を染めてしまうのか。’00年代に人気を集めた元吉本芸人が語る。
「簡単に言えば、食えないからですよ。吉本ってホントに契約書がなくて、ギャラの取り分も事務所にすべて決められてしまう。
僕の場合は、テレビ番組1本につき1万円くらい。吉本とは話し合いすらないので、テレビ局が実際に支払っていた額は、いまも知りません。劇場でのネタ見せは1回5000円くらいでした。
自分で言うのもなんですが、僕は関東でレギュラー番組も持っていましたし、そこそこ知名度があった。それでも事務所を通した仕事だけでは、月の給料は10万円ちょっとが精一杯。
かといって、顔が知られているからバイトをするわけにもいかない。となると、自分で仕事を取ってくるしかないんですよ。
いまだから言えますが、なかには反社の人たちのパーティもあったと思います。闇営業1回で、少なくとも10万円はもらえましたね」
レギュラー番組があっても月10万円――。だからと言って許されるわけではないが、吉本芸人がこぞって闇営業をする背景には、「安すぎるギャラ」問題があるのは間違いない。
https://news.livedoor.com/article/detail/16767291/
2019年7月13日 8時0分 FRIDAYデジタル