米AMCによる大人気サバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』ユニバース第3弾となる新シリーズが発注されたことは先日お伝えした通り。今回、その主要キャストが発表された。米Varietyなどが報じている。
『ウォーキング・デッド』と、スピンオフ第1作『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』に続くタイトル未定の本作は、二人の若い女性を主人公に、世紀末的な世界で育つ最初の世代に焦点を当てたシリーズになると言われている。今回発表されたキャストは、アレクサ・マンスール(『レジデント 型破りな天才研修医』『殺人を無罪にする方法』)、ニコラス・カントゥ(『LEGO スター・ウォーズ/フリーメーカーの冒険』)、ハル・カムストン(『Bilched(原題)』)。正式な発表はされていないが、アレクサが主人公の二人の女性の一人であることは明らかのようだ。
関係者によると、アレクサの役柄は、善良で既存のルールを壊していく、今を生きるキャラクター。一見面白くて人から好かれるタイプだが、内に悲しみを抱えているという。23歳のアレクサのその他の出演作には、最近ゲスト出演したばかりの政治ドラマ『マダム・セクレタリー』のほか、アクションドラマ『SEAL Team/シール・チーム』、法廷ドラマ『BULL/ブル 法廷を操る男』などがある。
そして現在15歳のニコラス演じるキャラクターは、実年齢よりも幼い、空手の黒帯を持つ人懐こくて大人びた性格の男子だという。ニコラスはこれまでにディズニーアニメ『ちいさなプリンセス ソフィア』や英国アニメ『おかしなガムボール』などで声優を務めている。ハルはこれまで大きな作品には出演したことがないが、今年10代で自ら製作・脚本・主演を務めたオーストラリア映画『Bilched』を発表している。ハルの演じる役は彼の実年齢よりも少し年上の設定で、一匹狼なのだが、子どもなど自分が出会う人たちを怖がらせてしまいがちなことに居心地の悪さを感じているキャラクターだという。この新シリーズでは、登場するキャラクターの何人かは英雄になり、中にはヴィランになる者もいて、最後には登場人物全員が永遠に変わってしまい、良くも悪くも自身のアイデンティティを築いていくことになると言われている。
『ウォーキング・デッド』で3代目ショーランナーだったスコット・M・ギンプルと、脚本・製作を担ってきたマット・ネグレテが共同でクリエイターを務め、ネグレテはショーランナーも兼任することが決まっている。米AMCにて『ウォーキング・デッド』は10月よりシーズン10が放送開始予定、『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』はシーズン5が毎週日曜日に放送中だ。第3弾の作品も何シーズンも続くヒットシリーズになるのだろうか?
本作は、この夏バージニア州で撮影を開始し、全10話のシーズン1が米AMCにて2020年から放送される予定。気になるもう一人の主人公のキャスティングも決まり次第、お伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
2019.07.11 20:00
https://dramanavi.net/news/2019/07/23-2.php