のんは実写映画の“ライン”を軽やかに飛び越えていった 「星屑の町」撮影現場に潜入!
2019年6月26日 08:00
https://eiga.com/news/20190626/3/
「星屑の会」による人気舞台を映画化!(C)2020映画『星屑の町』製作委員会
ノリノリで歌うのは名曲「恋の季節」
杉山監督(左)とのん
[映画.com ニュース]水谷龍二、ラサール石井、小宮孝泰が結成したユニット「星屑の会」による人気舞台を、杉山泰一監督(「の・ようなもの のようなもの」)のメガホンで映画化する「星屑の町」の撮影現場に、映画.comが潜入した。
ラサール、小宮に加え、渡辺哲、でんでん、有薗芳記といった舞台版お馴染みのキャストが集うなか、新たなヒロインとして撮影に参加した女優・のん。(中略)
地方回りの売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描く人気舞台「星屑の町」シリーズ。映画版では、同グループが東北の田舎町へ巡業に訪れ、そこである女性と出会うことに。その人物こそ、のんが演じる久間部愛。母が営むスナックを手伝いながら歌手になることを夢見ており、彼女が「ハローナイツに入りたい」と願ったことから、思わぬ騒動へと発展していく。
5月17日、撮影の舞台となったのは、東京台東区の鶯谷にあるダンスホール「新世紀」。周防正行監督作「Shall We ダンス?」の舞台モデルとしても知られる施設だ。数多くのダンサーがステップを踏んできた床は磨き上げられ、天井に張り巡らされた照明の光が反射する。優美なダンスフロアで撮影の準備は着々と進み、2階席に集ったエキストラたちが待ち遠しそうに、自らの出番を待っていた。
まずステージに登場したのは、注目の4人組グループ「斬波(ざんぱ)」だ。1970〜80年代を彩った昭和の演歌、歌謡曲の名曲カバー、斬新なアプローチで構築されたサウンドとダンスが話題を呼び “ポスト純烈”の呼び声が高い。(中略)
そして、のんはボーカルとしてステージに上がった。仮音源として収録されていたオリジナル楽曲「シャボン玉」を流しながら、コーラス隊「ハローナイツ」として背後に立つラサールらとともに、何度も振り付けを確認していく。「ムード歌謡ショー」と書かれた看板の下、本番では一糸乱れぬ動き――とはいかない。それぞれの動きは、微妙にズレが生じている。しかし、この若き女優とベテラン俳優たちのコラボレーションが、不可思議なユーモラスを生み出している。
杉山監督「『ハローナイツ』のメンバーと、のんさんの年齢のギャップが生み出すアンバランスさが面白いんですよ。踊りが上手いという設定ではないので、多少(振り付けが)バラバラでも、それはご愛嬌(笑)。(のんの起用は)舞台版から続投しているメンバーが一番望んでいたと思いますよ。皆若返ったように、イキイキと仕事をしている。“おじさんたち”は良い刺激をもらっているはず」
のんへのオファーに関して、大きな要因となったのは「歌手活動」だという杉山監督。「彼女が歌っている姿を見た時、昭和歌謡を歌わせたらしっくりくるんじゃないかと思ったんですよ。独特のニュアンス、声質があるじゃないですか。歌や踊りへの挑戦、そしてベテラン俳優に囲まれるなかでの芝居、プレッシャーはかなりあるはず。でも、それをバネにして演じてくれていますよ」
(中略)
のんは、ピンクと白を基調としたワンピース&黒のハットでバッチリときめ、満面の笑みで歌唱シーンに臨む。2階席で待機していたエキストラが待ってましたとばかりに、彼女の目の前でダンスに興じる――その中には「新世紀」の常連ダンサーもいたようで、彼らの華麗なステップが際立っていた。
杉山監督「(のんが)この作品で心掛けているのは、“芝居が完成している”舞台版からの続投キャストのなかに、自分が飛び込まなくてはいけないということだと思います。僕は現場でリハーサルを重ねるというよりは、思い切って飛び込んできて、思い切ったパフォーマンスを見せてほしいという話をしました」
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
2019年6月26日 08:00
https://eiga.com/news/20190626/3/
「星屑の会」による人気舞台を映画化!(C)2020映画『星屑の町』製作委員会
ノリノリで歌うのは名曲「恋の季節」
杉山監督(左)とのん
[映画.com ニュース]水谷龍二、ラサール石井、小宮孝泰が結成したユニット「星屑の会」による人気舞台を、杉山泰一監督(「の・ようなもの のようなもの」)のメガホンで映画化する「星屑の町」の撮影現場に、映画.comが潜入した。
ラサール、小宮に加え、渡辺哲、でんでん、有薗芳記といった舞台版お馴染みのキャストが集うなか、新たなヒロインとして撮影に参加した女優・のん。(中略)
地方回りの売れないムード歌謡コーラスグループ「山田修とハローナイツ」の悲哀を描く人気舞台「星屑の町」シリーズ。映画版では、同グループが東北の田舎町へ巡業に訪れ、そこである女性と出会うことに。その人物こそ、のんが演じる久間部愛。母が営むスナックを手伝いながら歌手になることを夢見ており、彼女が「ハローナイツに入りたい」と願ったことから、思わぬ騒動へと発展していく。
5月17日、撮影の舞台となったのは、東京台東区の鶯谷にあるダンスホール「新世紀」。周防正行監督作「Shall We ダンス?」の舞台モデルとしても知られる施設だ。数多くのダンサーがステップを踏んできた床は磨き上げられ、天井に張り巡らされた照明の光が反射する。優美なダンスフロアで撮影の準備は着々と進み、2階席に集ったエキストラたちが待ち遠しそうに、自らの出番を待っていた。
まずステージに登場したのは、注目の4人組グループ「斬波(ざんぱ)」だ。1970〜80年代を彩った昭和の演歌、歌謡曲の名曲カバー、斬新なアプローチで構築されたサウンドとダンスが話題を呼び “ポスト純烈”の呼び声が高い。(中略)
そして、のんはボーカルとしてステージに上がった。仮音源として収録されていたオリジナル楽曲「シャボン玉」を流しながら、コーラス隊「ハローナイツ」として背後に立つラサールらとともに、何度も振り付けを確認していく。「ムード歌謡ショー」と書かれた看板の下、本番では一糸乱れぬ動き――とはいかない。それぞれの動きは、微妙にズレが生じている。しかし、この若き女優とベテラン俳優たちのコラボレーションが、不可思議なユーモラスを生み出している。
杉山監督「『ハローナイツ』のメンバーと、のんさんの年齢のギャップが生み出すアンバランスさが面白いんですよ。踊りが上手いという設定ではないので、多少(振り付けが)バラバラでも、それはご愛嬌(笑)。(のんの起用は)舞台版から続投しているメンバーが一番望んでいたと思いますよ。皆若返ったように、イキイキと仕事をしている。“おじさんたち”は良い刺激をもらっているはず」
のんへのオファーに関して、大きな要因となったのは「歌手活動」だという杉山監督。「彼女が歌っている姿を見た時、昭和歌謡を歌わせたらしっくりくるんじゃないかと思ったんですよ。独特のニュアンス、声質があるじゃないですか。歌や踊りへの挑戦、そしてベテラン俳優に囲まれるなかでの芝居、プレッシャーはかなりあるはず。でも、それをバネにして演じてくれていますよ」
(中略)
のんは、ピンクと白を基調としたワンピース&黒のハットでバッチリときめ、満面の笑みで歌唱シーンに臨む。2階席で待機していたエキストラが待ってましたとばかりに、彼女の目の前でダンスに興じる――その中には「新世紀」の常連ダンサーもいたようで、彼らの華麗なステップが際立っていた。
杉山監督「(のんが)この作品で心掛けているのは、“芝居が完成している”舞台版からの続投キャストのなかに、自分が飛び込まなくてはいけないということだと思います。僕は現場でリハーサルを重ねるというよりは、思い切って飛び込んできて、思い切ったパフォーマンスを見せてほしいという話をしました」
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)