橋岡優輝、幅跳び今季世界最高V!浦和・橋岡大樹のいとこ/陸上
陸上・アジア選手権最終日(24日、ドーハ)男子走り幅跳びで20歳の橋岡優輝(日大)が今季世界最高に並ぶ日本歴代2位の8メートル22をマークし優勝した。両親は陸上の実力者で、サッカーJ1浦和のDF橋岡大樹(19)をいとこに持つ。筋金入りのサラブレッドが世界にその名をとどろかせた。
20歳のホープが世界へ羽ばたいた。勝負が決する6回目。5回目に2位に後退した橋岡は、日本記録にあと3センチと迫る8メートル22の会心のジャンプでトップを奪い返した。それでもクールな表情は変わらない。最後に跳んだ中国選手がファウルに終わり、優勝が決まるとようやく表情を崩した。
「油断できなかった。勝ち切れたことが本当にうれしい」
華麗なる一族で育った。いとこはサッカーのユース世代で日の丸を背負う浦和の大樹。父・利行さんは棒高跳びの元日本記録保持者で、母・直美さんは100メートル障害の日本選手権覇者だ。大樹とともに2020年東京五輪での活躍が期待される。
今季ここまで好調を維持する。3月末には追い風参考ながら8メートル25をマーク。この日は6回の跳躍で7メートル90以上を4度記録した。安定感が増しており、「むらがなくなり、再現性が上がった」と自らの成長を語る。
8メートル22で今秋の世界選手権の参加標準記録を突破。16年リオデジャネイロ五輪なら5位相当の記録で、世界の舞台で入賞の期待も膨らむ。
昨夏のU20(20歳以下)世界選手権で頂点に立ち、日本選手権は2連覇中。「(8メートル)30、40をシーズン中に出していきたい」。伸び盛りの若武者が高い目標を掲げても、大言壮語には聞こえない。
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