「世界卓球2019ハンガリー」<4月21〜28日/ハンガリー・ブダペスト>22日の大会2日目、ついに日本選手が登場。まずは混合ダブルス1回戦に、森薗政崇(岡山リベッツ)/伊藤美誠(スターツ)ペア、吉村真晴(名古屋ダイハツ)/石川佳純(全農)ペアが出場し、それぞれ順当に初戦を突破。
先にスタートした吉村/石川ペアは、スイスペアの強烈なバックドライブに苦戦し、第1ゲームを奪われたものの、中盤は落ち着いたプレーで相手の強打を封じ、きっちり勝利。前回の優勝ペアとはいえ、大会直前に出場が決まったこともあり、さすがに緊張があったのだろう。4-1で勝利を決めた直後は、2人ともに胸をなでおろしほっとした表情を見せていた。
一方、全日本2連覇中の森薗/伊藤ペアは試合開始から隙のないプレーを披露。相手は攻撃&カットの変則ペアだったが、あまいボールを確実に攻めて、4-0のストレートで勝利を決めた。
続いて、男子ダブルス、女子ダブルスの1回戦では、張本智和(木下グループ)/木造勇人(愛知工業大学)ペアがロシアの若手ペアと対戦。世界ランク168位のシドレンコ(17歳)、269位のイウォニン(20歳)という張本から見たら格下の相手だが、大きいラリーではロシアペアが有利。世界卓球初出場の木造に固さも見られて、中盤は苦戦を強いられたが、第4ゲームの接戦を制して、4-2で勝利を挙げた。また、前回銀メダルを獲得している森薗政崇/大島祐哉(木下グループ)も地元ハンガリーペアに格の違いを見せつけ4-0で完勝。
伊藤美誠/早田ひな(日本生命)、佐藤瞳/橋本帆乃香(ともにミキハウス)も揃って2回戦進出。伊藤/早田はクロアチアペアの豪打をうまくいなして4-0のストレートで貫禄勝ち。
一方の佐藤/橋本は序盤で流れに乗り切れず、第1ゲームを落とすと、第2ゲームも一進一退の大接戦。このゲームを19-17で取ったことで少しリラックスできたのか、第3ゲーム以降は落ち着いたプレーで勝利した。「出足から凡ミスばかり出てしまったけど、佐藤さんがサポートしてくれました」と初出場の橋本も安堵の表情。
そして2日目の最後は、混合ダブルスの2回戦。強豪・北朝鮮ペアと対戦した吉村/石川は、吉村がフリック、チキータなどの台上テクニックで翻弄。石川も相手のコースの厳しいボールに食らいつき、見事ストレート勝ち。
森薗/伊藤も若干凡ミスが見られたもののトルコペアに4-0で勝利。今大会、3種目にエントリーしている2人としては、3試合すべてをストレートで勝てたことはスタミナ面でも良いスタートを切ったと言えるだろう。
【世界卓球2019ハンガリー】
<混合ダブルス1回戦>
森薗政崇/伊藤美誠 4-0 テシャボエフ/カジエワ(ウズベキスタン)
11-1/11-2/11-4/11-5
吉村真晴/石川佳純 4-1 ウィーバー/モレ(スイス)
9-11/12-10/11-4/11-8/11-7
<男子ダブルス1回戦>
張本智和/木造勇人 4-2シドレンコ/イウォニン(ロシア)
12-10/10-12/11-8/14-12/7-11/11-5
森薗政崇/大島祐哉 4-0 ラカトス/マジョロス(ハンガリー)
11-6/11-7/11-6/11-4
<女子ダブルス1回戦>
伊藤美誠/早田ひな 4-0 ツビカネク/キャロル(クロアチア)
11-6/11-6/11-9/11-5
佐藤瞳/橋本帆乃香 4-1 ボグダノワ/トリゴロス(ベラルーシ)
6-11/19-17/11-9/11-4/11-3
<混合ダブルス2回戦>
森薗政崇/伊藤美誠 4-0 イーエンレッシュ/イルマズ(トルコ)
12-10/11-4/11-8/11-9
吉村真晴/石川佳純 4-0 ハム ユソン/チャ ヒョシム(北朝鮮)
11-8/11-7/11-8/11-9
4/23(火) 5:49配信 テレビ東京スポーツ
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