J1最下位の鳥栖は21日、公開練習前に集まったサポーターを前に監督、選手、スタッフが異例の決意表明を行った。
前日の松本戦に0―1で敗れ、3連敗。開幕からリーグ戦8試合で1得点しか奪えておらず、1勝1分6敗で最下位に沈んでいる。
標榜するポゼッションサッカーが機能せず、結果を出せていないルイス・カレーラス監督(46)へサポーターからの解任要求の声も高まるなか、指揮官は「人生の中で難しい状況に陥ることもある。サッカーも同じ。今はそれを乗り越えようとしているところ。サポートをお願いします」と熱弁。続けて主将の一人、FWフェルナンド・トーレス(35)が「勝った時も負けた時も常にサポートしてくれて感謝している。みなさんが誇りに思えるチームを作る」と誓うと、サポーターからは拍手がわき起こった。
成績の低迷を受け18日に開かれた報道陣非公開のサポーターミーティングでは、指揮官の解任を否定し「松本戦の内容次第」と明言していたという竹原稔社長(58)の決断に注目が集まっていたが、改めて監督人事について問われると「今のを見て判断してください」と一言。竹原社長や強化担当者の提案で急きょ開催された巻き返しへの決意表明で、サポーターからの支持、理解を得たとして、続投宣言に代えた。
4/21(日) 22:22配信 スポニチ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190421-00000273-spnannex-socc