女子小学生2人が参加するロッテ(5年☆組〜あしんとらず学級)が、阪神(ぽぽじろう学園高等部3年A組)と1−1で引き分けた。
小さな2人が大きな存在感を見せた。バッテラストリートでの第1ステージ。武器とギアを4人とも合わせてきた相手戦略に戸惑い、開始直後には大きく陣地を塗りつぶされたが、
中衛を務めるハル(11)が冷静に自陣を塗りつぶしながら味方をサポート。ほのか(11)も中衛として全体を動き回りながら、時に前に出て相手を倒す「キル」に転じた。
前衛あしん(22)も終盤に1人で2人を倒すビッグプレーを披露し、逆転でこのステージを制した。スメシーワールドでの第2ステージに敗れて引き分けに終わったが、
大勢の観客が見つめる中で終始、堂々としたプレーを見せた。
ハル 緊張しましたが、味方が明るく声をかけてくれて、楽しくできました。
ほのか ちょっとキルにいきすぎたけど、1ステージがとれてよかったです。
2人の活躍に主将のraz(20)も「小学生とは思えないほどしっかりしてる。大人顔負けです」と感心。チーム唯一の男性あしんも「ゲームですし大人と同じように
接しようと思っています」と信頼を寄せる。
本大会(5月18、19日、東京ビッグサイト)まで1カ月。「一生懸命練習して優勝を目指したいです」と声をそろえる2人には、成長の余地もたっぷりと残っている。【鈴木正章】
日刊スポーツ
https://www.nikkansports.com/m/baseball/news/201904140000736_m.html?mode=all
オープン戦を終え、本戦に向けて意気込むロッテの選手たち。左から、あしん、ほのか、ハル、RAZ(撮影・鈴木正章)

本大会へ向けて気合を入れ直す阪神の選手たち。左から、あまり、ちんたお、きのこ、まひろ(撮影・鈴木正章)
