国際バスケットボール連盟(FIBA)の中央理事会が30日、コートジボワールで行われ、5人制男女の日本に20年東京五輪の開催国枠が与えられることが決定した。男子が1976年モントリオール大会以来44年ぶり7回目、女子は2大会連続5回目の出場。男子で日本人2人目のNBAプレーヤーとなった渡辺雄太(24)=メンフィス・グリズリーズ=がスポーツ報知の取材に応じ、喜びと五輪への思いを打ち明けた。(構成・小林 玲花)
渡辺が夢舞台へのチャンスを手に入れた。男子バスケは44年ぶりの五輪出場が決まり「自国開催での五輪という最高の舞台で世界の強豪と試合ができることを非常に楽しみにしている」と、喜びを語った。
幼い頃からの夢だったNBAデビューをかなえた今、次に見えてきた目標が五輪だった。「昔からNBAに対しての思いが強かった。五輪はそこまで意識していませんでしたが、自国開催での五輪出場というチャンスはそうあることではない。2020年が近づくにつれて段々と思うようになった」。日々の戦いの中、思いは強まる一方だった。
18年10月、田臥勇太以来14年ぶりにNBAデビューを果たすと、田臥の4試合を上回る11試合に出場。1試合平均9・6分出場で2・6得点と、少ないチャンスで確実に結果を積み上げている。現在は下部チームに所属しながら一定期間昇格が可能な「ツーウェー契約」の段階。五輪出場が決まり「自国開催の五輪という舞台にNBA選手として立ちたい」と、本契約への士気も上がった。
五輪の前哨戦となるW杯(8〜9月・中国)にも21年ぶりの自力出場を決めた。アジアW杯予選では2試合に出場し、格上のイラン撃破などに貢献。「代表メンバーが一丸となって、長く非常に厳しい予選を戦い抜いてW杯出場を勝ち取ったことは本当にうれしい」。本戦では世界ランク24位のチェコ、同17位のトルコ、同1位でNBAのスター軍団を擁する米国と対戦。最高の力試しの場を得た。
五輪に抱くイメージは「世界のトップアスリートが最高のパフォーマンスを出して戦う舞台。世界の強豪を相手に勝ち進みたい」。4年に1度のコートには、NBAとは違う争いが待っている。
◆男子バスケの歩み 14年11月にNBL、bjリーグの男子2リーグ併存を問題視し続けてきたFIBAから国際試合出場停止の制裁を受けた。FIBAは改革を断行する特別チームを組み、チェアマンに川淵三郎氏を指名。15年6月に制裁が解除され、16年9月にはプロのBリーグが開幕。当時は五輪の開催国枠が確約されておらず、世界ランク48位の男子は「世界で戦う実力を示すこと」の条件付きだった。W杯アジア予選では4連敗からの8連勝で21年ぶりに自力本戦出場を決めた。
3/31(日) 6:06
スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190331-00000046-sph-spo
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【バスケットボール】東京五輪の開催国枠を承認 男子は44年ぶりの五輪出場決まる
http://2chb.net/r/mnewsplus/1553963249/
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