4月26日に統一戦控えるローマンが井上に興味
ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝(5月18日・グラスゴー)でIBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)と対戦するWBA王者・井上尚弥(大橋)。
無敵の3階級制覇王者に対し、1階級上のスーパーバンタム級の世界王者が興味を示している。
米格闘専門メディア「ファイト・ハブTV」に登場したのは、WBA世界スーパーバンタム級王者ダニエル・ローマン(米国)だった。
4月26日にIBF王者TJ・ドヘニー(アイルランド)との統一戦に挑む男は、その先に「The Monster」の異名で知られるハードパンチャーの戦いを見据えていた。
「118ポンド(約53.5キロ=バンタム級)に落とす可能性もある。いい感じで減量できる手応えがある。
試合の週でもしっかり食事を取っている。計量日にも軽食を取れているからね。
118ポンドまで絞れる手応えはある。そこで世界タイトルを獲れればいい。その後に126ポンド(約57.1キロ=フェザー級)に上げるかもしれないね」
記事によると、26勝(10KO)2敗1分の戦績を誇るローマンは、統一戦後にバンタム級への転向を示唆。その先には最強パンチャーとのマッチアップもイメージしている。
「究極のファイト? そうだ。モンスターがいる。そして、他にもチャンピオンがいる。凄くいい階級だと思う。個人的には彼は素晴らしいチャンピオンだ。118ポンドで最強の1人だ」
WBSSは「どんなことでも起こる。最強の男が勝てばいい」
ローマンは井上との戦いに興味を示しているようだ。昨年10月のWBSS初戦でフアン・カルロス・パヤノ(ドミニカ共和国)をわずか1ラウンド70秒で沈めた。
そのパンチ力はまさに驚異的だと3度防衛中の王者も認識している。
いかに井上と戦うのか。「(統一戦へ)忙しすぎて、それについては考えていなかったからね。
テクニックか、他の部分を磨いて、彼の攻略法を今後見出すとするよ」と苦笑いしながら語っている。
WBSSで優勝候補の大本命とされている井上だが、米国人王者もその点では同調していた。
「イノウエが優勝するか? そうだと言える。でも、ボクシングの世界では何が起こるかわからない。どんなことでも起こりうる。たった一発のパンチで全てが変わる。
彼の栄光を祈るけど、他の選手の栄光も祈っている。最強の男が勝てばいい。それが自分の考えだ」
ローマンは過去、日本人に対して2戦2勝。統一戦の先の動向にも注目が集まる。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190330-00056583-theanswer-fight
3/30(土) 9:38配信