映画『銀魂』シリーズなどで知られる映画監督の福田雄一が、大人のヒーローに変身する力を手にした少年の活躍を描く新作コメディー『シャザム!』(4月19日公開)日本語吹替版の監修・演出を担当することが明らかになった。発表に合わせて、アニメ「銀魂」で銀さんの声を担当した杉田智和が、90秒で映画を解説する特別映像も公開された。
配給のワーナー・ブラザース映画によると、日本の映画監督が吹替版の監修・演出の両方を担当するのは初の試み。バットマンなどで知られるDCコミックスのヒーロー物とあって、福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディーが大好物! なところに! ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません!」と快諾の理由を説明する。
『シャザム!』では、魔法の言葉で筋肉モリモリ・スーパーパワーを持った大人に変身する少年が大活躍。「見た目はオトナ・中身はコドモ」なヒーローが、突然手にしたパワーに大はしゃぎするさまが描かれ、福田監督は、ギャグ満載の内容に太鼓判を押す。「弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない! しかも今回、子供ですからね! 子供! その変身の振れ幅がガチ大きいわけです! 興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク! 笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」
福田監督といえば、ムロツヨシや佐藤二朗といった個性派俳優とのタッグなど、個性的なキャスティングも特徴。詳細はまだ伏せられているが、吹替声優陣も注目を浴びることは間違いない。
福田雄一監督
配役について、配給のワーナーは「福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、吹替版“アベンジャーズ”?! 的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ〜』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております」と期待をあおっている。
シャザムを演じるのは、海外ドラマ「CHUCK/チャック」などで知られるザカリー・リーヴァイ。シャザムに変身するビリーを若手俳優アッシャー・エンジェル、ビリーの親友フレディをジャック・ディラン・グレイザーが演じる。『ライト/オフ』『アナベル 死霊人形の誕生』などホラー畑出身のデヴィッド・F・サンドバーグ監督がメガホンを取った。(編集部・入倉功一)
2019年3月20日 0時00分
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