中日春季キャンプ(27日、沖縄・北谷)あぁ…。中日は27日、1軍春季キャンプ(2月1日−27日の24日間)を打ち上げた。総観客数は5万7441人。
松坂大輔投手(38)の入団フィーバーに沸いた昨年(6万5653人)を大きく下回るもので、特に松坂がファンと接触し、キャンプ離脱が決まった17日以降に激減した。
球団は2年連続での記録更新を期待していたが…。“松坂ロス”に見舞われた。
♪松坂がいるとき−。いないとき…。
551蓬莱のCMではないが、これが現実だった。1本締めの乾いた音がガラガラのスタンドに響く。ファンが埋め尽くしていたキャンプ序盤とは別世界だった。
「ファンの方は(読谷2軍キャンプの)根尾君のところにいっているのでしょう。キャンプ後半は雨にたたられた。お客さんが減ったのと松坂選手の離脱とは関係ない」
矢野球団社長が説明したが…。ドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭高=はキャンプ2軍スタートがもともと決まっていた。
もちろん、ファンも承知の上で沖縄に足を運んだはず。
ある球団幹部は「(観客減は)松坂選手がいないことが大きかった。
彼はサイン会も連日、開いてくれていたから大勢のお客さんが足を運んでくれた」と渋い表情をした。
とにかく、最初はすごかった。2月3、11日には過去最高の5500人。
松坂フィーバーに沸いた昨年の6万5653人(2017年は3万564人)を更新するのではと関係者もワクワクしていた。
ところが…。総観客数は5万7441人。松坂がファンとの接触が原因で右肩を痛め、同12日を最後に北谷球場から離れた。すると明らかにファンが遠のいた。
同23、24日はオープン戦があったため、救われたが、同25日以降は800人、300人、550人。
北谷球場のグッズの売り上げが史上初の1億円を突破したが、まさに急流滑りのようだった。
与田監督は打ち上げ会見で、松坂の一件について「現場を預かる立場として、
2度とこういうことのないように意識していきたい」と力を込めると、「20歳代前半や半ばの選手が出てきてほしいですね」と注文した。
根尾、京田、高橋、柳らスター候補はたくさんいる。ファンの足を戻せる若手よ、助けてくれ!
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190228-00000018-sanspo-base
2/28(木) 7:00配信