バスケットボール男子日本代表のフリオ・ラマス監督が5日、東京都内で報道陣の取材に応じ、敵地でイラン、カタールと対戦するワールドカップ(W杯)アジア2次予選F組の残り2試合を、グリズリーズで米NBAデビューを果たした渡辺雄太と八村塁(ゴンザガ大)不在で戦う見通しを明らかにした。所属先での活動があるためで、昨年11〜12月の第3、4戦に続いて主軸2人を欠くが、指揮官は「今いる選手で勝利を勝ち取る。全員に貢献してもらわないといけない」と他の選手に奮起を求めた。
日本は8〜9月に中国で開かれるW杯出場圏内のF組3位。4日から東京都内で強化合宿に入り、15日からトルコで事前合宿を行った後、21日にテヘランでイラン、24日にドーハでカタールと対戦する。チームは1次予選の開幕4連敗から6連勝と巻き返しており、司令塔の富樫勇樹(千葉)は「自信もそれなりにある。学んだことをすべてコートで出し、2連勝したい」ときっぱり。サッカー日本代表が準決勝でイランに勝ち、決勝でカタールに敗れたアジア・カップにも触れ、「サッカーの借りを返すわけじゃないが、たまたま同じ相手。国を背負っている面では一緒なので、今回はカタールに勝てるよう準備したい」と“敵討ち”を誓った。
2019.2.5 15:04
https://www.sankei.com/sports/news/190205/spo1902050017-n1.html