阪神2軍春季キャンプ(3日、高知・安芸)阪神・陽川尚将内野手(27)が3日、ランチタイム中の特打とロングティー(外野に向かって行うティー打撃)で快音を連発し、計43発の冊越えを放ってみせた。
ロングティーでは推定130メートルの場外弾も。
昨秋に右肘クリーニング手術を受けた影響で2軍キャンプスタートも、完全復活へ猛アピールだ。
自慢のパワーでスタンドを沸かせた。土佐の潮風に轟音が重なる。陽川が豪快な打球を放って猛アピールだ。
「いい状態に持っていけるようにしていきたい」
まずは志願したランチタイム中の特打で魅せた。
91スイングで2発のバックスクリーン直撃弾を含む10発を放ち、1日のフリー打撃での5発から倍増させた。
その後のロングティーでは33発の冊越えを放つ。
左翼ポール際への打球はスタンド、ネットを越えて球場となりの道路へ着弾する推定130メートルの場外弾も放った。
これには見守っていた平田2軍監督も思わず「すごかった」と目を丸くした。
昨年10月に受けた右肘のクリーニング手術のこともあり春季キャンプは2軍スタートとなったが、ここまで順調にすべてのメニューをこなしている。
持ち味の長打力では引っ張り方向を中心に力強い打球を飛ばし、守備でも三塁と外野で軽快な動きをみせ、不安を感じさせない。
新井2軍打撃コーチも「強い球も投げられているし、バットも振れている」とここまでの仕上がり具合に目を見張った。
「なにくそ魂」を期待され、今キャンプの2軍野手キャプテンに指名された。11日に予定されている社会人チームとの練習試合では4番で出場する見込み。
「打席の中の内容にこだわっていきたい。淡泊にならないように粘りであったり」と、初の実戦へ力を込めた。
昨季は4番を務めたこともあり、今季は1軍定着が目標だ。1軍では一塁にはマルテ、三塁には大山といったライバルたちが待っている。
遅れを取り戻し、レギュラー争いに名乗りを上げるため、まずは安芸から自慢の打棒でアピールを続けていく。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190204-00000022-sanspo-base
2/4(月) 7:00配信
http://npb.jp/bis/players/11615139.html
成績
陽川尚将 2018 全ホームラン