[ニューヨーク 31日 ロイター] - 米ラップ歌手のカニエ・ウェストが2016年のアルバム「ザ・ライフ・オブ・パブロ」の入手方法を巡ってファンに訴えられていた裁判で、両者が和解したことが明らかになった。
ファンのジャスティン・ベイカーレットさんの当初の訴えによると、ウェストは16年2月15日、ザ・ライフ・オブ・パブロはオンライン・ストリーミング・サービス「タイダル」でしか入手できず、「アップルでは決して配信されない」とツイート。これを受けてベイカーレットさんはタイダルに加入した。タイダルはラップ歌手JAY-Zによるサービス。
しかし約1か月半後には、同アルバムはアップル、スポティファイ、ウェストのウェブサイトで入手可能となり、ベイカーレットさんは先のツイートがタイダルの契約者数を増やすための「策略」だったことが明らかになったと主張していた。
ウェスト、タイダルの親会社、ベイカーレットさんは30日、米マンハッタンの地方裁判所に対し、提案されていた集団訴訟の取り下げを求めた。和解の詳細は明らかになっていない。タイダルと関係者の弁護人はコメントの要請に応じていない。
2019年2月2日 10時13分
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