0001鉄チーズ烏 ★
2019/01/24(木) 18:41:07.27ID:oM146S569復活にかける斎藤が自主トレで熱心に取り組んでいるのが、投球フォームの修正だ。昨季途中からフォームの改良に取り組み、それまでケガの影響でかなわなかった「ヒジを肩上まで上げて力強く投げる高校時代のフォーム」を地道な反復練習によって取り戻し、次第に球威も回復してきた。現在は、残す課題になる制球難の克服に向け「力感のない、体のバランス感覚を使ったフォーム」の習得に向けて微調整を続けている。
斎藤が理想とするのは「体の回転を無駄なく、うまく使って投げたい」。これまではリリース時に軸となる右足が、踏み出した左足の近くまで引きずるように運ぶため、エネルギーが分散していた。
その点をどう解決するか? 頭を悩ませていた斎藤にヒントをくれたのが、昨季途中に加入した助っ人右腕マルティネスで「『向こう(メジャーリーグ)でよく使われているアイテムがある』と教えてもらったんです」。そのアイテムこそ、この日の投球練習から導入した米国製「フォーム矯正ギプス」だ。自身が通うジム「トータル・ワークアウト」の主宰者・ケビン山崎氏の協力で本場から取り寄せたという。
気になるのは、ギプスの正体。「巨人の星」では上半身強化用だったが、こちらは下半身の矯正が目的だ。使用法と効果は、バネ状のバンド2本を右のかかとから腰に装着することで、リリース時に強制的に右足が上がるようになる。装着した状態で投球練習をひたすら繰り返すことで、右足を引きずらず、体の回転を最大限に利用したフォームを体に覚え込ませるわけだ。
もちろん楽な作業ではない。この日もカメラで投球フォームを記録しながら、投げ込んでは映像をチェックする作業を繰り返した。地味な練習ではあるが、すべては完全復活のためだ。
年頭には報道陣から今オフのテーマについて問われて「結果が出るまで言う必要はないと思うんです」と、あえて多くは語らなかったが、思うところはある。
「今の自分の立場的に、先発でも中継ぎでも、与えられたところで投げることが僕の役割だと思うんです。どんな場面でも投げられる、監督に『使いやすい』と思ってもらえるような戦力になりたいんです」。闘志を内に秘め、今季こそ優勝への戦力に加わる。
2019年01月24日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/1256977/