来年1月のアジアカップ(アジア杯)に向けて、森保一監督率いる日本代表の本大会メンバー23人が発表された。その多くは順当とも言える顔ぶれとなったが、2大会ぶりのアジア王者を目指す日本代表の最新序列はどうなっているのか。メンバー発表を受けて、現時点でのポジション別の最新序列とともに、“ベスト布陣”を見ていく。
■森保ジャパン「2018年戦績」
9月11日 コスタリカ戦 ○3-0(得点者:OG、南野、伊東)
10月12日 パナマ戦 ○3-0(得点者:南野、伊東、OG)
10月16日 ウルグアイ戦 ○4-3(得点者:南野2、大迫、堂安)
11月16日 ベネズエラ戦 △1-1(得点者:酒井)
11月20日 キルギス戦 ○4-0(得点者:山中、原口、大迫、中島)
【アジアカップ2019 UAE/日本代表23人ポジション別最新序列】
★=スタメン最有力候補
■GK
東口順昭(G大阪) ★
権田修一(鳥栖)
シュミット・ダニエル(仙台)
森保体制発足以降、各シリーズで招集された三人が順当に選出。東口と権田が2試合ずつ、シュミットが1試合で起用されている。GK陣最年長の東口が最もスタメンに近い存在と言えるが、権田も全く引けを取らない。経験値では前者が勝るものの、試合前のコンディションで最終判断が下されそうだ。
熾烈な競争が予想されるポジションの一つがCB、気になる“吉田のパートナー”は?
■右サイドバック
酒井宏樹(マルセイユ) ★
室屋 成(FC東京)
酒井がスタメン、室屋がバックアッパーと鮮明な構図ができ上がっているポジションだ。室屋の進境も著しいが、海外リーグで研鑽を積んできた酒井との差は大きい。マルセイユ在籍3年目を迎える酒井は、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールやフランス代表FWキリアン・ムバッペらと対峙し、代表でも世界クラスのアタッカーと攻防を繰り広げてきた。そうした経験がアジア杯でも大いに生きそうだ。
■左サイドバック
長友佑都(ガラタサライ) ★
佐々木翔(広島)
肺気胸の影響で10月下旬から戦線離脱し、11月シリーズ未招集となった長友だが、11月28日のUEFAチャンピオンズリーグ・グループステージ第5節ロコモティフ・モスクワ戦(0-2)で先発復帰。徐々に調子を取り戻しており、アジア杯ではフル稼働しそうだ。森保監督の広島時代の教え子である佐々木はバックアッパーの域を出ないが、11月シリーズで代表最速デビュー弾を叩き込んだDF山中亮輔(横浜FM)との競争を制し、23人入りを果たしている。
■センターバック
吉田麻也(サウサンプトン) ★
冨安健洋(シント=トロイデン)
槙野智章(浦和)
三浦弦太(G大阪)
写真
熾烈な競争が予想されるポジションの一つだ。吉田は最終ラインの要であり、森保監督も信頼を寄せる“不動の存在”だが、焦点はそのパートナー。残る三人の中で、実績では槙野が突出している一方、ベルギーで経験を積む20歳の冨安、次代のリーダー候補である23歳の三浦も成長を遂げている。そのなかで188センチの高さに加え、足下の技術も確かな冨安が一気に頭角を現わし始めており、指揮官が大抜擢する可能性もありそうだ。
つづく
12/12(水) 19:10フットボールゾーン
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181212-00153805-soccermzw-socc