「昌子対アリプル」「鈴木優磨対ホセイニ」「セルジーニョ対レサン」
11月3日、カシマスタジアムで15時半にキックオフ予定のACL決勝第1戦。初のACL制覇に向け、鹿島アントラーズはイランのペルセポリスと対戦する。
お互い優勝を手にすれば初のクラブ同士とあって白熱が予想される一戦を控え、国外からも注目度は高いようだ。米スポーツ専門チャンネル「Fox Sports」アジア版のアジア・サッカー通記者、ガブリエル・タン氏はこの試合において”勝敗を左右するであろう”選手の対決に言及している。
ひとつめが鹿島のCB昌子源とペルセポリスFWのアリ・アリプルだ。
「昌子は2018年のロシア・ワールドカップ後に負傷してしまったが、ACLタイトルを懸けた戦いのために最近復帰した、鹿島の鉄壁のひとり。クォン・スンテと共に水曜日に行なわれたセレッソ大阪戦にフル出場し、完全に復帰した。
アジアで輝かしいDFである昌子とぶつかるのが、ペルセポリスの“危険な男”アリ・アリプルだ。イラン代表のアリプルはこれまでに5ゴール決めているだけではなく、相手ゴールをあらゆる方法で脅かす存在である」
ふたつめは、FW鈴木優磨対DFサイード・ジャレル・ホセイニ。
「ペルセポリスがACLを獲得した場合、最も賞賛されるであろう存在がジャレル・ホセイニだ。攻撃力もテクニックもある。鹿島の攻撃の起点でありフィニッシュにもかかわる鈴木とマッチアップすることになった場合、両者はお互いに手こずるだろう。ただし、22歳の日本人FWにはそれをねじ伏せる力があり、未来が明るい選手のひとりだ」
そして三つめが、セルジーニョとバシャル・レサンの対決。
「彼らはそれぞれのチームの“切り札”となる存在だ。ブラジル人アタッカーのセルジーニョはすでに4ゴールを挙げている鹿島にとっても大切なスコアラーであり、鈴木とのコンビなどで相手を脅かす威力は満点だ。
一方のレサンは、見出しを獲得するような選手ではないが、ペルセポリスのFWにとっては多くの起点を作る頼もしい存在である」
こうした注目の対決を含め、ガブリエル・タン氏の勝敗予想は「鹿島の勝ち」。ただし、ペルセポリスも得点0では終わらず、意地をみせてアウェーゴールは奪うのではないかと推測し、スコアは「2-1」と予想している。
アジアからの注目度も高まるACL決勝。両チームがどんな戦いを見せてくれるのか、期待は高まる。同試合はカシマスタジアムで15時にキックオフされる。
11/3(土) 6:02配信 サッカーダイジェスト
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181103-00049752-sdigestw-socc
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