0001ひかり ★
2018/10/28(日) 08:30:08.60ID:CAP_USER9練習前にフロント、選手、コーチ、スタッフで作った輪の中心で「最初に目指す港はセントラル・リーグ制覇、後に大きな港に向かう」と5分間の訓示を行い、
目標は日本一と宣言した。ナインには常にグラウンドで戦えるコンディション管理の徹底を厳命。全勢力を束ね、4年連続V逸という危機的状況を切り抜ける。
大きな輪の中心に立った。原監督が大きく息を吸う。全ての視線を集め、声高に目標を掲げた。「今日スタートしたチームが来年、最初に目指す港は
セントラル・リーグ制覇。後に大きな港に向かってスタートすることになる」。目標は日本一以外にない。振りかざす手の動きも次第に大きくなった。
待ち受けるは荒波の大海原。チームは球団史上ワーストタイの4年連続V逸という状況にある。一方で最大のライバル・広島はV3を成し遂げた。誰一人の力も
欠くことはできない。「コーチもフロントも含めてチーム。1軍、2軍、3軍はない。一つであるという目標を定めて戦い抜いていく」。訓示の中では個々に
自覚ある行動を求め、コンディション管理の徹底を強調した。
「プロたる者、常にグラウンドで練習、戦うことができる。コンディションに関してはしっかりとやってほしい。極端な話、野球ができない状況であれば、
社会人的に言うならば職場放棄である、と」
厳しい言葉は、全員が戦力であるという裏返しだ。坂本勇、長野、陽岱鋼の名を挙げ「中心、模範となって先頭を切る」役割を期待したが、巨人の全勢力を束ねなければ
勝ち抜けるはずがない。「(期待するのは)全員ですよ。現状は全ての選手たちがレギュラー(を奪う)、東京ドームで暴れるという気持ちを持って戦ってくれていると
思っています」。31日から宮崎で始まる秋季キャンプや、オフを経て迎える来春にかけて、じっくりと見極めていく。
練習初日から精力的に動いた。投手陣のキャッチボール中、吉川光、沢村、山口俊、菅野、内海らと次々に意見交換し、期待の言葉をかける“青空面談”を行った。
打撃陣にも室内でのフリー打撃を視察し、ベテラン、若手関係なく、自身のスイングを見せた。「監督というのはね、話すことはもうしょうがないこと。
全員とそういう部分で接する。そこは大事だと思います」。目と目を合わせてコミュニケーションを図っていく。
G球場に駆けつけたファンからは「お帰りなさい」という声援も飛んだ。周囲はまだ、目新しさを覚えるかもしれない。だが、すでに勝負師のスイッチは入っている。
「今日に関しては新鮮というより『よし、きたか!』という感じでしたね」。この日は私服のパンツに球団のジャンパーを着込んで登場したが、ユニホームを身にまとえば
心の炎も一層、燃え盛るだろう。順風を全て受け止めるように、大きく帆を張った辰徳丸が今、出航した。(西村 茂展)
スポーツ報知
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181028-00000022-sph-base
練習前の円陣で選手を前に就任のあいさつをする原監督(カメラ・矢口 亨)