巨人の上原浩治投手が産経新聞の取材に応じ、来季も現役続行の意思があることを明らかにした。今後の進退について明言したのは初めて。巨人との1年契約が今季で切れる中、「野球ができることが美学。オファーをくれた球団でやりたい。(来年2月の)キャンプを迎えるまでには契約したい」と語った。(浜田慎太郎、田中充)
上原は左膝手術翌日の24日、東京都内で取材に応じた。退院直後で左膝をかばいながらも、松葉づえを使うことなく歩いた。「膝はパンパンに腫れている」と話しつつも、悲観した様子はなかった。
「まずは、膝回りが固まらないように動かすこと。年内に走れるようになればいい」とし、家族が待つ米国へ戻り、リハビリを続ける予定だと明かした。その上で「こういう手術をした状態でも取ってくれるところがあれば、どの球団でもプレーしたい」と述べた。
人生初の手術を決断してまで、現役にこだわった理由は明快だった。「今季の成績に納得がいかない。ダメだと思ったら辞めるけど、もうちょっとできたんじゃないかなという思いがある。このまま辞めるわけにはいかない」
10年ぶりの巨人復帰となった今季は苦しいシーズンだった。希望していた大リーグと契約できず、急転直下で決断した日本球界へのカムバック。春季キャンプに参加できず、急ピッチで仕上げたことでコンディション調整がうまくいかなかった。「経験したことのないスタートで、急いでしまった」と反省した。
左膝に痛みが生じたのは7月の球宴前あたりから。シーズンが終わるまで公表を控え、テーピングや痛み止めを施しながらマウンドに立った。
「最後の方は本当にしんどかった。軟骨が完全になくなって、グラグラしている状態だった」
2018.10.27 01:00
https://www.sankei.com/sports/news/181027/spo1810270001-n1.html
上原は左膝手術翌日の24日、東京都内で取材に応じた。退院直後で左膝をかばいながらも、松葉づえを使うことなく歩いた。「膝はパンパンに腫れている」と話しつつも、悲観した様子はなかった。
「まずは、膝回りが固まらないように動かすこと。年内に走れるようになればいい」とし、家族が待つ米国へ戻り、リハビリを続ける予定だと明かした。その上で「こういう手術をした状態でも取ってくれるところがあれば、どの球団でもプレーしたい」と述べた。
人生初の手術を決断してまで、現役にこだわった理由は明快だった。「今季の成績に納得がいかない。ダメだと思ったら辞めるけど、もうちょっとできたんじゃないかなという思いがある。このまま辞めるわけにはいかない」
10年ぶりの巨人復帰となった今季は苦しいシーズンだった。希望していた大リーグと契約できず、急転直下で決断した日本球界へのカムバック。春季キャンプに参加できず、急ピッチで仕上げたことでコンディション調整がうまくいかなかった。「経験したことのないスタートで、急いでしまった」と反省した。
左膝に痛みが生じたのは7月の球宴前あたりから。シーズンが終わるまで公表を控え、テーピングや痛み止めを施しながらマウンドに立った。
「最後の方は本当にしんどかった。軟骨が完全になくなって、グラグラしている状態だった」
2018.10.27 01:00
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