ソフトバンク・工藤公康監督(55)は22日、羽田空港から福岡に戻った。クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージで西武を撃破したばかり。
27日からの日本シリーズに気持ちを切り替えたが、25日のドラフト会議にも“日帰り”で参戦することが決まった。
1位が競合した場合にくじを引く指揮官の好みは? あの人気者にラブコールだ。
大仕事を終え、すぐに大仕事が待つ。日本シリーズについて「ちょっと考えた」と明かした工藤監督は疲れを封印した。
その前にも大一番。ドラフト会議を控え、未来のスター候補について楽しそうに語った。
「根尾君かな。いい顔してるよね。勝負師というか、やってやるという感じが伝わってくる。ああいう選手は好きです」
気になる選手を問われ、真っ先に大阪桐蔭高・根尾昂内野手(3年)の名前を口にした。能力は問答無用。
報徳学園・小園海斗内野手(3年)も含めて「遊撃手は二塁や三塁、外野もできる」と注目したが、何よりほれたのは面構え。
チームを引っ張るような闘志こそ“好みのタイプ”だ。
その根尾に、球団も最高の評価を与えている。
幹部は「ショートを守って、投手でも活躍してきた選手は魅力」と抜群のセンスに熱視線。今宮や西武で現役を引退した松井に重ねた。
昨年は清宮(日本ハム)を入札も、結果的に1位は7年連続で投手。そろそろ将来の主力となる打者、特に内野手を獲得したいチーム事情にも合致する。
ネックなのは“一番人気”が予想されることだ。
「競合なしで即戦力投手を獲れるのなら」という声もあり、ドラフト前日に王球団会長らも加わって最終検討する。
ただ、鷹の歴史は競合覚悟で“ナンバーワン”を狙ってきた傾向が強い。
当日に会場入りする指揮官は1位指名後に途中退席して広島に向かうが、金足農・吉田輝星投手(3年)にも触れた。
予想外の人気薄に「新聞をみて驚いた。不思議だよね。僕は1位の素材だと思う」と気になる発言。
過去3年連続で抽選箱に投入した右手は誰を狙うのか。運命の日は近い。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181023-00000023-sanspo-base
10/23(火) 7:00配信