ドキュメンタリー作家マイケル・ムーアの最新作『華氏119』の本ポスターならびに、ショート予告映像が解禁となった。また、ジャーナリストの池上彰が、本作の字幕監修を担当することが明らかとなった。
■マイケル・ムーア砲、トランプ直撃
ブッシュ政権を猛烈に批判し大ヒットとなった『華氏911』や、アメリカの銃社会に風穴を開けた『ボウリング・フォー・コロンバイン』など、巨大な権力に対抗し、アポなし取材、過激なパフォーマンスを以て病んだアメリカ社会に一石を投じ、議論と波紋を呼び続けるマイケル・ムーア。
最新作『華氏119』で取り扱うのは、アメリカ合衆国第45代大統領のドナルド・トランプ。タイトルの“119“は、トランプの大統領当選が確定し勝利宣言をした「2016年11月9日」を意味し、過去作『華氏911』に呼応したタイトルとなっている。
このたび解禁となった本ポスターは、マイケル・ムーア監督とトランプ大統領のイラストが印象的だ。
ヘッド・コピーに「この映画が公開されればトランプ王国は必ず崩壊する」というムーアの意気込み、そして「主演:ドナルド・トランプ」の表記と「トランプのからくりすべて見せます」との文言からは、米政府のトランプ劇場の裏側を暴こうとするムーアのジャーナリスト気質を伺わせるメッセージが伝わってくるものとなっている。
併せて公開となったショート予告映像は前回解禁された予告映像よりさらに過激さが増し、冒頭は「マイケル・ムーア砲、トランプ直撃。」というテロップが流れ、どこかが爆撃される映像からスタートする。
そして最後には「この映画が公開されれば、トランプ王国は必ず崩壊する」とムーア監督の自身たっぷりの言葉で締めくくられている。本作の日本語字幕の監修を、ジャーナリストの池上彰が担当することも併せて発表となっている。
『華氏119』は2018年11月2日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。
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