2018年09月28日
周防正行監督:4年ぶり新作「カツベン!(仮)」来年12月公開 成田凌、黒島結菜、高良健吾ら豪華キャスト出演
映画「Shall we ダンス?」「舞妓はレディ」などの周防正行監督の約4年ぶりの新作は「カツベン!(仮)」で、2019年12月に公開されることが28日、明らかになった。映画初主演となる成田凌さんのほか、黒島結菜さん、永瀬正敏さん、高良健吾さん、井上真央さん、音尾琢真さん、竹野内豊さんも出演。さらに、竹中直人さん、渡辺えりさん、小日向文世さんといった“周防作品”でおなじみのキャストも出演する。
「カツベン!(仮)」は、「活動弁士」(活弁=カツベン)が主人公。約100年前に「映画(活動写真)」がまだサイレントでモノクロだった時代。日本では楽士の奏でる音楽とともに独自の“しゃべり”で物語を作り上げ、観客たちを映画の世界にいざない、熱狂させるカツベンが活躍していた。活動弁士になることを夢見る青年が、とある小さな町の映画館に流れついたことから始まるアクション、恋、笑いの要素を織り交ぜたエンターテインメント作品。超満員の映画館、隣町のライバル映画館、再会を果たした初恋相手、大金を狙う泥棒、ニセ活動弁士を追う警察までをも巻き込み、事態は誰も予想もしなかった展開へ向かう……という内容。
同作はすでにクランクインしており、会見がこのほど、東映京都撮影所(京都市右京区太秦)で行われ、成田さん、黒島さん、竹中さん、渡辺さん、周防監督が出席。「今作を撮影しようと思ったきっかけ」を聞かれた周防監督は「日本映画の無声映画時代には“活動弁士”という存在がいて、映画を解説しながら上映していた時代があり、これは世界でも日本独自の文化でした。日本映画の始まりの物語をエンターテインメントとして皆さんに知っていただき、日本映画の歴史というものを感じてもらいたかったという気持ちが一番強かった」と説明。
また、成田さんと黒島さんの起用には「2人ともオーディション(3カ月にわたり男女100人ずつ実施)で選びました。日本映画の始まりの頃はまだみんなが初々しく、そのような初々しさを2人に感じました。また成田さんは会った時の素直な感じ、そして活動弁士として映画を解説している姿がオーディションを通じて想像できたので、その才能を信じてキャスティングさせてもらいました。黒島さんは役でも駆け出しの女優を演じる、その役柄にふさわしい初々しさと可愛らしさを感じました」と明かした。
同作が映画初主演となる成田さんは「映画初主演を周防組で行えるということで、この世界にいる人間としては誰もがうらやむようなことだと思っており、もちろんプレッシャーも感じておりますが、何より安心感と信頼があるので、何があっても、はいつくばってでも真ん中に立っていようと思っています」と意気込んでいる。
(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)
映画「カツベン!(仮)」に出演する(左から)竹中直人さん、黒島結菜さん、周防正行監督、成田凌さん、渡辺えりさん(C)「2019 カツベン!(仮)」製作委員会
https://mantan-web.jp/article/20180927dog00m200058000c.html