ジャカルタ・アジア大会の競泳女子で金メダル6個、銀メダル2個を獲得し、大会MVPに輝いた池江璃花子(18=ルネサンス)が
3日、羽田着便で帰国した。
日本選手団の旗手を務めた閉会式ではトラブルに見舞われた。池江が先に入場した後、入ってくるはずの他の日本選手たちは
競技場の外で待機させられ、入場が40分遅れた。「日本選手団が入ってこなくて、皆、帰っちゃったのかなと思った。
立っているのもきつくて、座ってました」。その後、周囲を探しにいっても、見つからずに、1人で待っていたという。しばらくして
選手団と合流でき「最終的にはみんなと写真も撮れて楽しかった」と笑顔で振り返った。雨の中での旗手の大役は貴重な
経験になったようで「旗ははじめ軽かったのに、雨で水を含んで重くなって、きつかった。(国際大会で)開会式も閉会式も
出たことなかったので、初めて旗手もできて、うれしかった」と話した。
今回はMVP受賞と閉会式参加が目的で、ジャカルタ滞在約26時間の強行スケジュールだった。移動は人生初のビジネス席を
利用し「すごく快適でした。ゆっくり眠れました」とすっきりした表情で語った。
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