せっかくのチャンスを逃すのは、大方、下手なプライドが邪魔をするからというのが相場だ。今秋の月9ドラマでは、大ヒット作「東京ラブストーリー」の名コンビが復活。
不調が続くフジテレビにとっては、話題作りに結び付けたいはず。だが、主演の織田裕二(50)は、なぜか鈴木保奈美(52)にオカンムリだそうで……。
***
10月から月9枠で放送が始まる「SUITS/スーツ」は、敏腕弁護士役の織田とHey! Say! JUMPの中島裕翔(25)が様々な訴訟に立ち向かうという内容。2011年からアメリカで放送され、初回視聴者数460万人を記録した大ヒットドラマのリメイク版だ。
「8月初めに、その正式な報道発表の案内がフジテレビから送られてきたのですが、違和感を持ちました」
とは、テレビ情報誌記者。
「あらすじや解説などが書かれている他にキャストが明記されていましたが、具体的な名前が出ているのは、織田と中島の2人だけ。残りの出演者は、“ほか”となっていました。
実は『東京ラブストーリー』で織田の恋人役を演じた鈴木と27年ぶりに共演するというのに、鈴木のすの字もないのです。2人の共演については、すでに女性誌などで報じられていて、隠す必要もないと思うのですがね」
大ヒットした「東京―」の2人が時間を経て共演するとなれば、話題を呼ぶことは必至。テレビ局側がむしろ積極的に“共演”をアピールしても不思議ではない。なにより鈴木の名を載せないどころか、“ほか”扱いとは随分ではないか。
「名前を外した理由は、鈴木がヒロインではなく、ドラマが男同士のいわゆる“相棒もの”だから」(フジテレビ関係者)
というのが、オモテ向きの理由だが、実際は異なっていた。
万が一でもコケたら
「織田がへそを曲げたからなんです」 と打ち明けるのはスポーツ紙デスク。
「原因は、事前に鈴木との共演が女性誌に漏れてしまったことです。話題性を高めるために事前にフジテレビがリークしたのでしょう。それ自体はよくある話ですが、織田としては、俳優として成熟したのに、未だに27年も前のことを話題作りにされることが気に入らなかった」
さらに、リークされて記事になった際に、鈴木と同格の扱いだったことも影響したようだ。
「鈴木は、石橋貴明と結婚した後、子育てのために一時期、芸能活動を休業していましたからね。『踊る大捜査線』で大ヒットを飛ばした自分を、鈴木と同列にされたくない。そんなことがあったので、発表案内では、局側が気を使って名前を載せなかったのです」(同)
その背景にあるのは、かつてヒットを飛ばした織田に縋(すが)ってでも何とか浮上したいという、崖っぷちに立つフジテレビならではの苦悩というわけだ。
「現在放送中の月9ドラマ、『絶対零度』が予想外に健闘しています。最近は月9の惨敗が続き、一時は見直しまで囁かれていたほど。
今回の成功にフジの社内では、これに続けと、『SUITS』に期待が高まっています。だからこそ、織田の責任は重大ですよ。『踊る―』以降、彼はヒット作に恵まれず、数字が獲れる保証はありません」
万が一コケたら、織田の俳優生命にも影響が出てくる可能性もあるというのだ。
「週刊新潮」2018年8月30日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180903-00547840-shincho-ent
不調が続くフジテレビにとっては、話題作りに結び付けたいはず。だが、主演の織田裕二(50)は、なぜか鈴木保奈美(52)にオカンムリだそうで……。
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10月から月9枠で放送が始まる「SUITS/スーツ」は、敏腕弁護士役の織田とHey! Say! JUMPの中島裕翔(25)が様々な訴訟に立ち向かうという内容。2011年からアメリカで放送され、初回視聴者数460万人を記録した大ヒットドラマのリメイク版だ。
「8月初めに、その正式な報道発表の案内がフジテレビから送られてきたのですが、違和感を持ちました」
とは、テレビ情報誌記者。
「あらすじや解説などが書かれている他にキャストが明記されていましたが、具体的な名前が出ているのは、織田と中島の2人だけ。残りの出演者は、“ほか”となっていました。
実は『東京ラブストーリー』で織田の恋人役を演じた鈴木と27年ぶりに共演するというのに、鈴木のすの字もないのです。2人の共演については、すでに女性誌などで報じられていて、隠す必要もないと思うのですがね」
大ヒットした「東京―」の2人が時間を経て共演するとなれば、話題を呼ぶことは必至。テレビ局側がむしろ積極的に“共演”をアピールしても不思議ではない。なにより鈴木の名を載せないどころか、“ほか”扱いとは随分ではないか。
「名前を外した理由は、鈴木がヒロインではなく、ドラマが男同士のいわゆる“相棒もの”だから」(フジテレビ関係者)
というのが、オモテ向きの理由だが、実際は異なっていた。
万が一でもコケたら
「織田がへそを曲げたからなんです」 と打ち明けるのはスポーツ紙デスク。
「原因は、事前に鈴木との共演が女性誌に漏れてしまったことです。話題性を高めるために事前にフジテレビがリークしたのでしょう。それ自体はよくある話ですが、織田としては、俳優として成熟したのに、未だに27年も前のことを話題作りにされることが気に入らなかった」
さらに、リークされて記事になった際に、鈴木と同格の扱いだったことも影響したようだ。
「鈴木は、石橋貴明と結婚した後、子育てのために一時期、芸能活動を休業していましたからね。『踊る大捜査線』で大ヒットを飛ばした自分を、鈴木と同列にされたくない。そんなことがあったので、発表案内では、局側が気を使って名前を載せなかったのです」(同)
その背景にあるのは、かつてヒットを飛ばした織田に縋(すが)ってでも何とか浮上したいという、崖っぷちに立つフジテレビならではの苦悩というわけだ。
「現在放送中の月9ドラマ、『絶対零度』が予想外に健闘しています。最近は月9の惨敗が続き、一時は見直しまで囁かれていたほど。
今回の成功にフジの社内では、これに続けと、『SUITS』に期待が高まっています。だからこそ、織田の責任は重大ですよ。『踊る―』以降、彼はヒット作に恵まれず、数字が獲れる保証はありません」
万が一コケたら、織田の俳優生命にも影響が出てくる可能性もあるというのだ。
「週刊新潮」2018年8月30日号 掲載
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180903-00547840-shincho-ent