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サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会はフランスの優勝で幕を閉じた。日本代表は史上初のベスト8はならなかったが、ベスト16という好成績を残した。一方、中国代表は本大会に出場できなかったものの、多くの中国人がテレビで中継される試合を楽しんだようだ。また、中国代表が出場していないにもかかわらず、今大会は中国企業のスポンサーが非常に目立った大会でもあったと言えるだろう。
習近平国家主席もサッカー好きとして知られる中国ではサッカーは人気のあるスポーツであり、自国のチームの強化を狙っているようだ。選手のレベルアップはもちろん、サッカーの強化には良い監督を選ぶことも非常に大切だと言える。中国メディアの快資訊は15日、中国のクラブチームが7月で日本代表監督から退任する西野朗氏の獲得を狙っていると伝える記事を掲載した。
日本代表はW杯ロシア大会で前評判を覆す活躍を見せ、特に格上のベルギーを相手に見せた戦いは世界で高く評価されたが、これは西野朗監督の手腕あってこそと言えるだろう。記事は、日本代表はアジアで最強のチームであると指摘し、その日本代表を率いた西野監督に中国の大手クラブチームが巨額のオファーを提示する可能性が高まっていると紹介。西野監督には以前にも中国のクラブからのオファーがあったようだが、そのときは日本に残ることを決めたと紹介し、中国との関係が以前にもあったことを指摘している。
W杯ロシア大会で大いに評価を高めた西野監督。果たして中国から巨額のオファーが届き、中国のクラブチームを率いることはあるのだろうか。今回のW杯のスポンサーを見れば、中国マネーの世界における存在感は益々高まっているようだ。近年の中国経済の発展状況を考えると、この先も世界の有名選手や監督を爆買いする動きは続いていきそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)