ロシア・ワールドカップ(W杯)はフランスの20年ぶりの優勝で幕を閉じた。数々の激闘を惜しむかのように、各国メディアは大会総括やベストイレブンなどの企画を実施しているが、英公共放送「BBC」はユーザー投票で「理想的な11人」を選出。日本からは3位に躍進したベルギーと並ぶ2選手が名を連ね、スペイン紙「マルカ」メキシコ版がその結果を報じている。
適用されたシステムは4-3-3で、守護神にはメキシコ代表GKギジェルモ・オチョアが入った。自身4度目のW杯出場となった33歳は、決勝トーナメント1回戦ブラジル戦(0-2)で好セーブを連発するなど、敗戦の中でも王国相手に意地を見せた。今大会で記録したセーブ数は25。1位のベルギー代表GKティボー・クルトワ(27)よりも3試合少ないにもかかわらず、高数値を叩き出した。
最終ラインは右からイングランド代表DFキーラン・トリッピアー、ウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディン、そして日本代表からDF吉田麻也とDF長友佑都の二人が選出された。吉田のディフェンスリーダーぶりや長友の驚異的な運動量が、海外ファンからも認められた格好に。優勝国フランスや準優勝クロアチアにも実力者がいるなかでのベスト11入りは、大いに価値があるだろう。
中盤は大会MVPに輝いたクロアチア代表の主将MFルカ・モドリッチを中心に、スペイン代表MFイスコとベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが脇を固めた。
フランスから不選出は「驚くべきこと」
そして、前線は右ウイングにベルギー代表の主将FWエデン・アザール、左ウイングに前回王者ドイツを沈めるゴールを決めたメキシコ代表FWイルビング・ロサーノ、最前線にはメキシコ代表FWハビエル・エルナンデスとなった。
記事では、英公共放送「BBC」が権威ある媒体だと紹介しつつ、メキシコが最多の3人を輩出したことに言及。また、大会最優秀若手選手賞に輝いたFWキリアン・ムバッペらを擁する優勝国フランスから一人も選ばれなかった点には、「驚くべきこと」と触れていた。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180720-00123218-soccermzw-socc