バットマンの宿敵ジョーカーの単独映画が、かねてからうわさされていたホアキン・フェニックス主演で製作されることが正式に決まった。The Hollywood Reporter が報じている。
米ワーナー・ブラザースが進めている本作は、ジョーカー誕生の物語を描く。今回、ホアキンがバットマン役に決定し、撮影はニューヨークで9月にも開始されることが明らかになった。米ワーナーは本作の全米公開日を決定していないものの、早ければ2019年後半ごろに公開されるのではないかと考えられている。
本作の予算は5,500万ドル(約60億円、1ドル110円計算)ほどだそうで、『スーサイド・スクワッド』が約1億7500万ドル(約192億円)、『ワンダーウーマン』が2億5,000万ドル(約275億円)とほかのヒーロー映画と比べると著しく低くなっている。スタジオによれば「社会に見放された男の、リアルな性格描写というだけでなく、広義的な教訓も伝える」作品になるという。CGを多用するような作品というよりも、クライムドラマに近い、かなりダークで実験的な作品になるのかもしれない。
『ハングオーバー!』シリーズのトッド・フィリップスが監督を務めながら、『8 Mile』の脚本家スコット・シルヴァーと脚本も担当する。また、過去にはマーティン・スコセッシがプロデューサーとして参加するとも報じられていたが、多忙により、参加はなくなったとDeadlineは伝えている。
しかし、スコセッシの『沈黙 −サイレンス−』『ウルフ・オブ・ウォールストリート』などを手掛けてきたエマ・ティリンジャー・コスコフがプロデューサーとして参加している。米ワーナーは本作のほかにも、『スーサイド・スクワッド』のジャレッド・レトーが演じたバットマンを主演にした新作映画も企画している。(編集部・石神恵美子)
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