西野朗監督は決断を下した。
日本代表は19日、ロシア・ワールドカップのグループH初戦でコロンビア代表と対戦する。キックオフ一時間前に発表されたスターティングイレブンには、乾貴士や香川真司、さらに柴崎岳や昌子源といったプレーヤーの名前が入った。
これまで故障などにより出場機会の少なかった乾や香川がスタメンに。一方、ガーナ戦やスイス戦で先発出場していた本田圭佑や宇佐美貴史はベンチスタートとなった。
乾と香川、さらに柴崎岳は直前に行われた親善試合のパラグアイ戦で躍動したプレーヤーだ。乾は得意のドリブルから相手守備陣を切り崩して2ゴールをマーク。香川は乾へのアシストや、得意のワンタッチコントロールから反転して前を向き、パラグアイを何度も脅かした。そして、その香川に的確なパスを供給していたのが柴崎だった。
パラグアイ戦はそれまで控えに回ることが多かったプレーヤーが中心に起用されたが、快勝を収めたことで活躍した選手たちの起用を望む声が高まっていた。
西野監督はヴァイッド・ハリルホジッチ監督の解任に伴い、急遽代表監督に就任した。時間がない中でチームを作らなければならなかったため、ガーナ戦で先発起用したメンバーがチームの中心になる公算が大きかった。しかし、より調子の良い選手、ピッチ上で結果を残したプレーヤーを起用するという決断を下した。
対するコロンビアはエースのハメス・ロドリゲスがベンチに。万全のコンディションではないという報道がされる中、予想が的中する形でスタメンから外れた。
直前の試合で結果を出した選手たちを起用した日本。エースのハメスを欠いて試合に臨むコロンビア。果たして、90分の後にピッチで笑うのはどちらになるのか。運命の初戦は日本時間21時にキックオフとなる。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180619-00000040-goal-socc