いよいよ西野ジャパンがロシアへ到着。インスブルックでの事前合宿を打ち上げ、13日にチャーター機でベースキャンプ地のカザンに入った。
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空港と宿舎で歓迎セレモニーを受けた日本代表チームは、14日夕方からカザン市内のグラウンドでロシアでの初練習を実施。モスクワ日本人学校の生徒20人、地元の強豪クラブであるルビン・カザンのアカデミー選手40人との記念撮影も行った。
この日はFIFAのルールに則って練習が一般公開されたこともあり、日本人だけでなく地元のサッカーファンも来訪。選手たちは練習から引き上げる際に写真撮影に応じ、日本人学校の生徒が準備した応援フラッグにもサインを入れるなどしていた。
移動翌日の練習ということもあり、12日のパラグアイ戦に長時間出場した選手は軽めのメニュー。その他選手は脈拍を測りながらのランニングや狭いエリアでのミニゲームなど、やや強度を上げたトレーニングに臨んでいた。
ベテランが語る“時間への意識”
13日に32歳の誕生日を迎えた本田圭佑だが、インスブルックでの最終日に続いてこの日もメディア対応はせず、集中ムードを持続させていた。
チームメートによると、前夜にはバースデーケーキを準備した誕生日会が開かれ、浅野拓磨の一発芸でチーム全体が爆笑に包まれたようだ。そして本田はチームに向けて「本当に何回経験できるか分からないし、これが最後になるかもしれないワールドカップで、準備を含めて時間を大切にしよう」とスピーチしたという。
13日には自身のツイッターで「時間に対する意識がまだまだ低い。もっともっと大事にしないと」とつぶやいていた。19日のコロンビア戦に向けて急ピッチでコンディション、戦術、メンタルのすべてを仕上げなければならないことへの危機感と本大会に向けた覚悟の表れなのだろう。
本田と10年以上にわたってプレーしてきた長友佑都はこのスピーチを耳にして、「彼自身の言葉は重みもあるし、みんなも真剣に聞いていました。僕自身もどうなるか分からないし、このチームで戦えるのは最後。今までの4年間も強い気持ちでやってきましたけど、とにかく後悔のないように今まで以上に思いをギュっと固めようと思っています」と決意を新たにした。
コロンビア戦までに残されたトレーニングはわずか4日。会場となるサランスクへの移動もあるため、カザンで練習できるのは3日のみとなる。いよいよ南米の強豪から勝ち点を手にするための最終仕上げに入る時期だ。果たして秘策とされるセットプレーの精度は、コロンビアに通用するレベルまで上げられるのか。そしてインテンシティの高い本大会で心身ともに戦う準備はできているのか。本田が言うとおり、チームを挙げて時間への意識を高めなければならないのは間違いない。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180615-00010010-goal-socc