石田直裕五段(手前)との竜王戦5組ランキング戦決勝に臨んだ藤井聡太七段

将棋の第31回竜王戦5組ランキング戦決勝が5日午前10時、大阪・関西将棋会館で始まった。
2期連続の本戦出場を目指す藤井聡太七段(15)は振り駒の結果、後手となり、先手の石田直裕五段(29)と盤を挟んだ。
藤井七段は昇段後初の対局だった1日の棋王戦予選8組決勝で中村亮介六段(32)に完勝。
棋王戦2期連続の本戦出場切符を獲得し、今年度6連勝と波に乗っている。
両者は互いに飛車先の歩を突き、角道を開けた後、早々と角交換に応じた。
持ち時間は各5時間で昼食、夕食休憩を挟んで、この日深夜に決着する見込み。
勝者は優勝賞金155万円を手にして、羽生善治竜王(47)への挑戦権をかけた決勝トーナメントに出場する。
敗者は準優勝賞金41万円。
本戦には出られず、来期は4組で勝ち上がりを目指す。