通算10回目の開催を迎えるAKB48グループによる「AKB48選抜総選挙」だが、
今年は“世界選抜総選挙”と銘打ち、海外姉妹グループのメンバーにも被選挙権が与えられて立候補可能となり、
国内外から339人のメンバーが参加することになった。
国内組に関しては、選抜メンバーの常連だった「AKB48」の渡辺麻友がグループを卒業、
昨年3連覇を達成した「HKT48」の指原莉乃や「AKB48」と「NGT48」を兼任する柏木由紀、
「NMB48」の山本彩が出馬を辞退したことで今年は例年以上に予想が難しく、そのぶん新星の誕生や一気の世代交代も期待できそうだ。
一方、海外組については「JKT48」勢こそ宗教行事の日程の関係で辞退したものの、
タイ・バンコクを拠点とする「BNK48」、台湾・台北を拠点とする「TPE48」のメンバーが出馬。
「BNK48」が9人、「TPE48」が5人と国内組に比べると圧倒的に人数は少ないものの、
逆にグループ全体を応援している“箱推し”ファン、普段は同じグループの他のメンバーを応援しているファンによる応援票が入ることも予想され、
今年の「総選挙」の台風の目になりそうだ。
とくに、「BNK48」は1stシングル『Aitakatta』、2ndシングル『Koisuru Fortune Cookie』とCDの売上も着実に伸びており、
5月には3rdシングル『Shonichi』のリリースも予定されており、現地でもその存在が話題になっているというから、個人的にも大いに注目している。
そんな“世界選抜総選挙”だが、いまだにベールに包まれているのが、6月16日に予定されている開票イベントの会場だ。
今年の「総選挙」の開票イベントの会場については、設備や会場規模、宿泊施設などを踏まえつつ加味会場を公募。
公募期間はすでに過ぎており、会場決定までいよいよ大詰めを迎えている模様だ。
複数の関係者を取材したところ国内はもちろん、近年経済発展が著しい東南アジアの一大都市からもオファーがあったという。
国内では名古屋、大阪、香川、大分、沖縄あたりが有力候補地として浮上しているようである。
名古屋は「SKE48」の活動拠点、大阪は「NMB48」の活動拠点、香川は昨年に誕生した瀬戸内地方の7つの県を活動拠点とする「STU48」にとってゆかりの深い地だ。
そうした中、本命と目されるのはやはり名古屋だろう。
名古屋には、公募の条件の一つである「屋根があること」という条件を満たし、多くの観客を収容できる名古屋ドームもあり、
かねてから河村たかし名古屋市長も自身のツイッターなどを通じて開票イベントの誘致に積極的な姿勢を見せていた。
思えば“プロレスの聖地”の後楽園ホールに続き、今年2月に開催されたAKB48グループのメンバーによるプロレスイベント
「豆腐プロレス」の第2弾興行も、愛知県体育館が舞台となったが…。
“世界選抜総選挙”の決戦の地は果たしてどこになるのだろうか。(芸能評論家・三杉武)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180413-00000013-sasahi-ent&p=1