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2018年2月10日8時0分 スポーツ報知
平昌五輪の開会式が9日に行われ、92か国・地域から約2900人の選手が行進した。テレビなどでおなじみのファッションプロデューサー・植松晃士氏が、日本選手団など各国のユニホームをチェック。辛口コメントで人気だが、鮮やかな色彩の日本のウェアを「斬新で一番目立ったわ。おモテよ〜」と絶賛した。
アシックス製のスポーツウェアは、朝日が昇るイメージの「サンライズレッド」と呼ばれるオレンジ色と発表されていた。しかし、テレビに映し出されたのは赤に近かった。テレビ中継でファッションチェックした植松氏は、目を引く日本のウェアにくぎ付けになった。
「オレンジ色が白いステージとスタジアムのライトアップで少し赤く映って、とても引き立ってましたね。発色の良いビビッドな色が映えてました。丈長のトップスは長すぎず短すぎなくて、それぞれの選手の身長に合う作りになってる。深い青色のパンツはジャパンブルーを感じるし、オレンジと白のコントラストも良い。デザインした人の優れたセンスを感じるわ」
代表選手のウェアのデザインの第1条件とは。
「国の象徴的な存在を表すことね。日の丸は赤と白だけど、今回の色はその予想を良い意味で裏切ってて、新しくて現代的な色で『日々進化している日本』というイメージが出てるわ」
世界的な高級ブランドが手掛ける各国のウェアもオシャレ一色だという。
「米国は『ポロ ラルフローレン』で白、紺、赤の国旗の色でトラディッショナルな雰囲気でステキ。『ラコステ』製のフランスはトリコロール色を大胆に取り入れて、エールフランスに乗った気分になる。『エンポリオ・アルマーニ』のイタリアはエレガントの一言。シックなトーンで全身を統一して、品の良さを感じる。各国ともスポーツカジュアルが本当にオシャレね」
オリジナリティーある各国のウェアの中で、日本が特に際立ったという。
「国旗がモチーフの国が多い中、ボーダー柄のマフラーが意表をついてて独創性になってるわ。柔らかい印象で優しい国民性を表してる。一番目立ってたわ。おブスポイントなし。おモテで〜す」
2年後に迫る東京五輪のウェアへの期待も語った。
「僕は意外と保守的なので、白地に赤い『日の丸』を胸や背中に大きくあしらうわね。昭和の時代の赤いブレザー、白いパンツを現代的にアレンジしたウェアがいいわ。デザインのオファー待ってま〜す」